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居けり為助妻をまふく【設く…持つ】その妻又孝なり父母とも
に足なへて道ゆく事かなはずゆかんともとむる
かたあれば夫婦かならずいだきおふて出けり
万治三年の夏母みまかりぬ年八十寛文六年の春
父死す年八十三為助かなしみにたへずしたひてやま
ずをのか家ちかき所に葬(はふむ)り日ごとに墓にまふでぬ
かみなる声いさゝかも耳(みゝ)にいればかならず母の墓
に行てなみ泪おとしてまぼり居けりかゝる孝行ども
ちかき里〳〵にかくれなかりければやがて福智山