翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション2

(無病長寿)養生手引草 2巻 - 翻刻

(無病長寿)養生手引草 2巻 - ページ 12

ページ: 12

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【欄外】 手引草 上    六 【右丁】 ○古人(むかしのひと)の板本(はんほん)にのこしたる養生(やうじやう)の書(しよ)あまたあれど腹(はら)            の内の機関(からくり)を書 加(くは)へたる書一 部(ぶ)            もなし京山(きやうざん)おもふに養生するにはまづ           第(だい)一に腹の中のことを知らずんばある            べからずたとへていはゞ親(おや)よりゆづり            うけたる文庫蔵(ぶんこぐら)になにが有やら             しらずして錠(ぢやう)をおろして置(おく)がごとし             ゆゑに養生をしる人の心得(こころへ)の              為(ため)に腹のなかのからくりをくは              しく記(しる)すこと左(さ)のごとし 【左丁】        ○そも〳〵人の體(からだ)の中にて万(よろつ)の用をなすは頭         にあり○鼻(はな)は口の裏門(うらもん)にて表(おもて)門の口 閉(とち)て          ありても鼻より呼吸(つくいきひくいき)を通(かよ)はせ又物を            齅(かぐ)の用をなす○目は物を視(み)て万            用をなし喜怒哀楽(きどあいらく)も目にあり            ○口は命を保(たも)つ城廓(じやうかく)の表門にて昼            夜に一万三千五百の息(いき)をかよはせ           食物を入れて命をやしなひ言語(ものいひ)て用を            なす口に在(あ)る歯(は)は食物を嚼砕(かみくだき)て            消化(こなれ)やすきやうにして食道(しよくだう)の咽(のど)へ