翻刻
【右丁】
【上段右に大小腸の図と説明】
●小腸(しやうちやう) ●大腸(だいちやう)
上の口
胃(ゐ)
に
つゝく
下の口 肛(こう)門につゞく
●俗(ぞく)に百 尋(ひろ)といふ引のばせば
二丈一二尺ありと解骵(かいたい)の
書(しよ)にあり
【下段】
■(こし)【𣶇灑ヵ】たる水は小便の管(くだ)より出す○胃(ゐ)
にて食(しよく)こなれ小 腸(ちやう)の臼(うす)にかけて猶(なほ)
よくこなし大 腸(ちやう)にいたりては屎(べん)とな
りて肛(こう)門よりくだる也食をこなす肝(かん)
と膽(たん)との汁(しる)黄(き)いろなるゆゑ屎(べん)も黄(き)
色(いろ)なる也○此百ひろは臍(へそ)の脇(わき)より胃(ゐ)
府(ぶくろ)【腑】の下へ廻りて又 左(ひだり)へ曲(まが)り背 骨(ほね)の
方へよりて肛(こう)門へつゝきてあるなり
○婦人(ふじん)乳汁(ちゝのでる)は右のごとく食のこな
れる精汁(せいじう)が乳糜管(にうびくわん)といひて乳房(ちぶさ)へかよふ管道(くだみち)がありて精汁(せいじふ)
【左丁】
を乳(ちゝ)汁になして児(こ)を養(やしな)は
するなり是(これ)ゆゑに乳(ちゝ)に
なる食(たべ)物わろければ
小児の腹(はら)をそこなふ用心すべし
○婦人 腹(はら)に児(こ)をやどすこと胎内(たいない)にて児(こ)の
育(そだ)つことの訳(わけ)は末(すゑ)にしるす
○脾(ひ)の
臓(ざう)は背
骨(ぼね)の十二 椎(ふし)の
所に在(あり)胃(ゐ)の府(ふくろ)【腑】は
【上段左に脾の図と説明】
○脾(ひ)の臓(ざう)
長五寸
ふとさ三寸