翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション2

(無病長寿)養生手引草 2巻 - 翻刻

(無病長寿)養生手引草 2巻 - ページ 25

ページ: 25

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【右丁】 【欄外】 手引草 上 強(つよ)ければ膀胱(ばうくわう)の閉実(しまり)よくて溺(しやうべん)のたもちよし精(せい)気 弱(よは)ければしまり弱(よは)く 小便の数(かす)多(おほ)し老(らう)人は精(せい)気よはきゆゑに小便ちかくなる也 病(やまひ)ありて気 不和(くわせざれ)ば膀胱(ばうくわう)の水をたもたず大腸(だいちやう)へおくりやるゆゑ泄瀉(はらくだる)也大 腸(ちやう)は屎袋(くそふくろ)也 老(らう)人大便 秘結(ひけつ)するは長寿のしるし也 志(みたり)【妄】に下剤(くだしぐすり)をもちゆべからず ○臍(へそ)より下を俗(ぞく)には下 腹(はら)といふ此所は気 海(かい)丹田(たんでん)又は神腑(しんふ)とも いふ腹(ふく)中の神(しん)気をおさめおく所也ゆゑに気 海(かい)とも神腑(しんふ)共いふ なりこの気海へ一身(いつしん)の神(しん)気を沈(おさめ)おくが長寿 養生(やうじやう)の第一也 猶(なほ)くわしくは養生の条(くだり)にいふべし ○右 腹(ふく)中の事どもは解骵(かいたい)とて人の骵(からだ)を解断(ときほどき)て腑分(ふわけ)をしたる 諸越(もろこし)の書物又は紅毛(おらんだ)の書にある説(せつ)を和解(わげ)したる書に在(ある)を 【左丁】 あつめていふ也 腹中(はらのなか)の機関(からくり)大概(たいがい)は右のごとし猶(なほ)又 記(しる)したき事共あれ                  と小冊(しやうさつ)には尽(つく)しがたし但し腹(ふく)中は                  男女(なんによ)かはることなけれども女は子(こ)を                  妊(はらむ)ことあるゆゑに男とはちがふ仕(し)                 懸(かけ)あり其 訳(わけ)こゝにいふべし是も和(わ)                漢(かん)の書(しよ)又は紅毛(おらんだ)人の説(せつ)を和解(わげ)し                 たる書(しよ)物にある事なり                 ○そも〳〵女男(めを)の交接(まじはり)をなして子を                まうけたることは伊弉諾尊(いさなぎのみこと)伊弉諾冊尊(いさなみのみこと)               より始(はじまり)て女はかならず子(こ)を産(うむ)べきやうに