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て月の福になるなり此の黄身の真中になりたるを見たり
つか すれはあのことくなる事 らん
△答て曰黄身の片よりてあるハ玉子の生得なれハ苦し
からすされとも手り物に黄身を真中へ置んとなれハゆでる
時ハ箸をもつて子をやすめずに玉子をまハしてゆで上ヶ
れハ黄身真中にある物なり
又なべの中へうす板を入その板に玉子ほどの穴をほり
ゆで湯その板にひたしに付ほどにして其の穴へ玉子を
入れはしにてまわしながらゆでれハ吉
〇又問煮ぬき玉子皮ともに包丁にて切て出すあり
是はいかゞ
△ゆで湯の内へ酢をおろしてゆで上れハほうてうにて
じゆうにきれるなり但しほうてうにもすこし酢をぬるべし
〇問て云すましのしたじをする時だし酒しほつかふにも又き
すましにて吸合せてミるときことによれハすこし酢ミ
のあるを せうゆ酒しほだしの内いづれのすぎたるゆへにて
いかゞせハよよろしからん
是を肝心の所なりせうゆをさせバからくなり水をさせハあまし
そのうへいうやうにしていよ〳〵入れハその酢ミなをり誠あぢわひ
出 なり
〇問ていはく鯛ひら目のさしみ作りて身に銀の出らハ
いかゞ
△先鯛平目のたくひさしみの下地に身どり折敷のうへに