翻刻!料理本の世界

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料理早指南 - 翻刻

料理早指南 - ページ 30

ページ: 30

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 くりぬき此中上々のまんぢうふたつにぎりおし入むして小口より切也 〇よせがやはかやのしぶかはをよくむき酒しやうゆにて味をつけかんてん  こくにてこれにかきまぜ箱に入てさましかためていかやうにも切かた  すべし 〇酒麩はなまぶに上々のうどん粉をくわへよくすりなべに竹のかわ敷て  その上に入なべ一ぱいに酒を入てにへひるまでにかためてさてしやうゆ  にてすこしあぢ付さまして切る也 〇 思案麩(しあんぶ)は生麩(うまぶ)と豆腐(とうふ)と山の芋(いも)おろしてよくすりまぜ丸めて  湯にして用る也 〇水引大根はよき大こんをはきまゝにうすくむきよくそろへうすばにて  手をさだめてほそく引く半より梅酢につける也 〇 鴨(かも)みそは鴨の身を酒にていりあげたゝきて味そにすりまぜて  たれみそにてのべて又煮返して用ゆかたくも和らくもたれの  入かげん也 〇あんこうきも味そはあんこうのきもを酒にてよくゆがきやきみそと 【一行解読不可】    凡例 一 重詰(じうづめ)数品(すひん)一部(いちぶ)づゝ上中下に分(わか)つ但(たゞし)首(かしら)に九種(くしゆ)と有(あり)   て其(その)品(しな)八ツある物(もの)は其下(そのした)に春(はる)は何(なに) 夏(なつ)は何 秋(あき)は何 冬(ふゆ)は   何としるす品(しな)を一 ̄ツつゝ組(くみ)あわするなり四季(しき)をわかたん   ためなれば之七 種(しゆ)五種ともに准之(これにじゆんず) 一 初重(しよじう)魚(ぎよ)るい二 重(じう)め精進(しやうしん)三重め鮮詰(なまづめ)四重めむし   菓子(ぐわし)と仕組(しくみ)たり又初重に魚精(ぎよせい)つめ合にして三重め   刺身(さしみ)のるいにしたるあり是(これ)は他(ひと)の家(いへ)へ送(をく)る重(じう)と雛(ひな)の   重(じう)等(とう)のるいにして先(さき)にて勝手(かちて)のよろしきために魚精(ぎよせい)を   わけ花見(はなみ)遊山(ゆさん)等(とう)の重は自己(じこ)の勝手なればこれを   わけずに詰合(つめあはせ)にしたるなり 一 鮮(なま)づめは先(さき)にて煮(に)やきする所(ところ)ならでは詰(つめ)ず依(より)て   野辺(のへん)旅迎(たびむか)ひ等(とう)の重(じう)には是(これ)なし但(たゞ)し産見(さんみ)まひの重   には鮮(なま)づめをせず是(これ)は病家(びやうか)とりこみの時(じ)せつなれば