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翻刻
煮(に)やきの世話(せわ)をいとふゆへ也 余(よ)は是(これ)にて弁(わきま)ふへし
一 日需夜食膳(ひまちやしよくぜん)はみな苗字飯(みやうじめし)にして献立(こんだて)をのせたり
又日待は精進(しやうじん)の事(こと)もあれば平(ひら)と茶碗(ちやわん)もりの部(ぶ)を
べつに精進を出(いだ)したり但 ̄シ猪口(ちよく)手塩(てしほ)等(とう)は初(はじめ)よりみな精
進に仕(し)くみたれば別(べつ)にあげず
一 精進(しやうじん)とり酒菜(ざかな)の部(ふ)品(しな)すくなしといへども凡(す)べて重(じう)づめの
精進 物(もの)はみなとり酒菜(ざかな)物(もの)なれば別(べつ)にあげるに及(をよば)ず是(これ) ̄ニて
足(たん)ぬへし
一 よせもの数品(すひん)拵(こしら)やうを記(しる)し又 其(その)かたちを彩色(さいしき)の図(づ)に
出(いだ)したり精進も亦(また)おなじ
其外(そのほか)みな左(ひだり)に目録(もくろく)をしるし数(す)か条(じやう)の要(やう)をしらす
又 此編(このへん)に洩(もら)せる料理(りやうり)は三 篇(べん)にのせ今(いま)刻(こく)に在日(ありひ)あらず
出版(しゆつはん)して世(よ)に普(あまね)くせんことをほりすと云
享和元酉の仲冬 醍醐散人再記
目録
一 時節見舞(じせつみまひ)の重詰(じうづめ)《割書:上中下》 一 華見(はなみ)の重詰《割書:上中下》
一 船遊(ふなあそ)びの重詰《割書:上中下》 一 別荘行(しもやしきゆき)の重詰《割書:同》
并舟中料理の事 并別荘料理の事
一 旅迎(たびむか)ひの重詰《割書:同》 一 産婦見(さんふみ)まひの重詰《割書:同》
一 雛祭(ひなまつり)の重詰《割書:同》 一 檜割籠弁当(ひわりごべんたう)
附り右(みぎ)詰方(つめかた)切方(きりかた)の指図(さしつ)の事
一 日需夜食膳(ひまちやしよくぜん)苗字飯(みやうじめし)の部(ふ)《割書:四季(しき)雑(ざう)共(とも) ̄ニ廿一 通(とふり)|不残(のこらず)献立(こんだて)付》
一 精進(しやうじん)のことしゆう平(ひら)の部 一同 茶碗(ちやわん)もりの部(ぶ)
一同とり酒菜(さかな)の部 《割書:上下二通りつゝ共 ̄ニ拾二品》
一 寄物(よせもの)こしらへ様(やう)の事(こと)《割書:魚るい|図入》 一同精進こしらへ様《割書:図(づ)入》
一 凡(すべ)て拵方(こしらへかた)煮(に)方の指図の事《割書:附り》紅(べに)粉 留様(とゞめやう)の伝(でん)