翻刻!料理本の世界

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料理早指南 - 翻刻

料理早指南 - ページ 81

ページ: 81

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 大猪口(おほぢよく)   なまりぶし小さいのめにきり黒ごま   みそにてあへる     又 青(あを)あへもよし  土佐(とさ)ぶし   味噌(みそ)に付(つけ)十日あまり経(へ)て出(いだ)し   小口より薄(うす)く切(きり)手塩皿(てしほざら)あるひは   硯(すゞり)ふたにもり合せる  照(てり)かゝ   土佐ふしの真かんなにてけづれははゞ   ひろくうすくかけるをうまにゝして   もり合につかふ又 国産(こくさん)にもあり にしん  下品(けひん)なりされども白水(しろみづ)に四五日つけ  度々(たび〳〵)水をかへよく油(あぶら)をあらひとりて  遣ふなり  中皿(ちうざら)   にしんよくふやけて後(のち)よく洗(あら)ひ花(はな)かつを   沢山(たくさん)入て煮(に)びたしにするなり  小鉢(こばち)   青(あを)こぶにてまき酒(さけ)としやうゆにてよく   煮(に)るなり     京(きやう)二条(にでう)高倉(たかくら)にてにしんこぶ巻(まき)にて    名代(なだい)とす又あらめにてまくもよし 数(かず)の子(こ)  又 国産(こくさん)によせ子(こ)あり  いづれも水に四五日つけ度(たび)〱水をかへて  よくふやけたる程(ほど)に出(いだ)して遣ふ    但し花がつをたまりかけて遣ふ常(つね)也  丼物(どんぶりもの)   ひやしたる子(こ)をよく水気(みづけ)を拭(ふき)とり   からし酢(す)みそにてあへる