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大猪口(おほぢよく)
なまりぶし小さいのめにきり黒ごま
みそにてあへる
又 青(あを)あへもよし
土佐(とさ)ぶし
味噌(みそ)に付(つけ)十日あまり経(へ)て出(いだ)し
小口より薄(うす)く切(きり)手塩皿(てしほざら)あるひは
硯(すゞり)ふたにもり合せる
照(てり)かゝ
土佐ふしの真かんなにてけづれははゞ
ひろくうすくかけるをうまにゝして
もり合につかふ又 国産(こくさん)にもあり
にしん
下品(けひん)なりされども白水(しろみづ)に四五日つけ
度々(たび〳〵)水をかへよく油(あぶら)をあらひとりて
遣ふなり
中皿(ちうざら)
にしんよくふやけて後(のち)よく洗(あら)ひ花(はな)かつを
沢山(たくさん)入て煮(に)びたしにするなり
小鉢(こばち)
青(あを)こぶにてまき酒(さけ)としやうゆにてよく
煮(に)るなり
京(きやう)二条(にでう)高倉(たかくら)にてにしんこぶ巻(まき)にて
名代(なだい)とす又あらめにてまくもよし
数(かず)の子(こ)
又 国産(こくさん)によせ子(こ)あり
いづれも水に四五日つけ度(たび)〱水をかへて
よくふやけたる程(ほど)に出(いだ)して遣ふ
但し花がつをたまりかけて遣ふ常(つね)也
丼物(どんぶりもの)
ひやしたる子(こ)をよく水気(みづけ)を拭(ふき)とり
からし酢(す)みそにてあへる