翻刻!料理本の世界

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料理早指南 - 翻刻

料理早指南 - ページ 83

ページ: 83

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わかさぎ  常陸(ひたち)より出る遣ひ方すくなし  醤油(しやうゆ)ふりやきて出 ̄スより外(ほか)になし 串海鼠(くしこ) 金海鼠(きんこ)  水に付置て遣へは煮海鼠(にこ)  いり海鼠(こ)などゝ同(おなじ)く《振り仮名:前編|■んべん》に  すでに遣ひ方あまた出たり 干蛸(ひだこ)  よく〳〵水につけ置あげて酢(す)たご  又は桜煮(さくらに)等(とう)にする也 串蚫(くしあはび)  新まいのよき蚫(あはひ)水に四五日つけ置  よきほどに出して湯(ゆ)にしてあげ  よくあらひて遣ふ  小丼物(こどんぶり)   うすく切 花(はな)かつを沢山(たくさん)入てみりん酒(しゆ)と醤(しやう)   油(ゆ)にてとくと煮る   又 葛(くず)だまりにて煮(に)とぢるもよし  大猪口(おほぢよく)   うすく切 胡椒(こしやう)みそあへ      或は雲丹(うに)あへ 洲干鯵(すぼしあぢ)  是 一品(いつひん)なる物(もの)なり焼(やき)て手(て)にてにぎ  ればほねと身とはなるゝなり長皿(ながざら)の  向(むか)ふづけなどによろし 付合 見合 姫鰯(ひめいわし)  是も右(みぎ)と同(おな)じく一品なる者(もの)也(なり)  加賀(かゞの)国産(こくさん)なり長皿(ながざら)にて会席(くわいせき)の  焼物(やきもの)などによろし 付合 見合