キリシタン関連史料を翻刻

コレクション: コレクション1

Luis, de Granada, 1504-1588. [Symbolo da fee. Traduzido em lingoajem japonica por alguns padres e irmaos da nossa companhia.] Nagasaqui, ex officina Goto Thomae Soin, typographi Societatis Iesu..., 1611. Typ 684.11.435. Houghton Library, Harvard University, Cambridge, Mass. - 翻刻

Luis, de Granada, 1504-1588.  [Symbolo da fee. Traduzido em lingoajem japonica por alguns padres e irmaos da nossa companhia.]  Nagasaqui, ex officina Goto Thomae Soin, typographi Societatis Iesu..., 1611.  Typ 684.11.435.  Houghton Library, Harvard University, Cambridge, Mass. - ページ 118

ページ: 118

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観ぜよ一粒の種の地に落て根蔕枝葉を生じ木となり草と なるを見るだにも全く種の自業には非ず只是智力無量の尊体 よりなし給ふ事なりと識徳するにをひては一滴の白露母胎に 落て頭面手足の形をなし筋骨皮肉の境を乱りず五臓六腑の あやつりを調へ眼耳鼻舌身の精魂を全備して出胎するを見ては 尚以て御作者 ds を見知り奉り御善徳を弁ふるなかだちとなるべき 事明白也是に付て医道にいへるをきけ人の身の中には大小三百余 段の骨あり是を左右に分つ時は片身の骨一百五十余有也是等を先と して皮毛筋肉の品々五臓六腑の濃なるあやつり眼耳鼻口の奇 妙なるからくり惣じて全身に備はる程の事一々挙て算ふるに於ては 幾千万差の儀なるべきぞ加之是ほど多き物数の大小強弱長短 方円余る事もなく闕る事もなくしてそれ〳〵の自由を叶る者也 縦ひ諸の人の心を一ッに集め歳月を経て巧むといふとも争か是には 及ぶべきぞと医道の学者大きにあきれ果る者也さて是をよく尋 見ば一滴母胎に托して赤白和合を元とするまで也而に今汝いへ五 尺にたらぬ境界の人智天才を驚す計の手涯を籠たる巧みは何の なす所ぞ曽て父母の所為ならざる事明らけしまして白露の一雫に 【枠外右 二十一ケ条】