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四皮肉筋骨五臓六腑四肢百節各三ッの精徳を具足してそれ〳〵の
やしなひを得る道とする也一ッにはあたらくちいわとて己れに相応の
食気を引とる精二にはこんべるしいはとて引取たるを己れが体に化
する精三には己れに相応せざるをば追放する精是也此三ッの中
にも分て奇特なるは初めのあたらくちいわ也其故は全身のやしなひ
経絡の中を通りて惣体をめぐる時四肢百節は其中より己れ〳〵に
相当のやしなひをのみ取て余をば閣く者也喩へば磁石の傍に金銀銅
鉄を置ば磁石は鉄のみを吸取て余にはかゝはらざるがごとし是を今少し
明すべし飲食臓腑に入て消する時四分に化する者也一分はさんげと
云て血也是身の為に第一のやしなひなれば大分也又四大に配当する
時此さんげは風の性也二にはへれむまと云て痰飲也是水大の性也三には
こうれらとて黄水也是火大の性也四にはめらんこりやとて地大の性
是也此四ッ即全体のやしなひなるが故に経絡の中に入て全身を廻る
時四肢百節等は己れ〳〵に相応したる分を引取て其余をばとらず
喩へば骨は強く堅き体なるがゆへに右四ッの中より冷燥なる分を専
引取てをのれがやしなひとす他准之如此四程混乱して経絡の中を
廻るを皮肉筋骨等は己れが性に随て撰び引事是あたらくちいはの
【枠外右 二十三ケ条】