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位を見るに ds 御作の万物の中にをひて天上のあんじよを除きて其
位に近傍すべきは一物もなし人を万物の霊長と名付るも此あにまを
具するが故也禽獣のあにまにも賢き業有といへども人のあにまに
比するときんば巨海の一滴にだも及ばず ds 広大の天地を人の為に
作り給ふ事も人には此あにま有が故也上には日月昼夜を照し天は順
行逆行をなして春夏秋冬の隔をあらせ下には四大臈次を乱らず
国土は草木禽獣を育し海河は無尽の鱗を生じ湖の乾満時を違
へず風雨霜雪折に随て土を養ひ人倫に仕ふるも皆是あにまの位
徳也人を ds の御写しと呼れ ds 亦人と成て御在世し給ふも此
あにまに対し給ふより外他事なし尚亦人倫道理に随ひ ds の御掟に
応ずる時は天上に至て如意満足の位を極めて不退永々の楽みを遂
べき事も此あにまを具する故のみ也是みな皆真の御法を受保つ人々の
よく弁ふる所也去ば上古の智者等此等の徳儀を観じてもてあにまを
様々に名付たり或ハてんぽとゑてるにだあでのおりぞんてと名付
たる人もあり或はこるぽらるいんてれきつある両なつうらの結びと名付
たるもあり或は周遍法界の略とも名付或は上のなつうらの写し
下のなつうらの手本とも名付たりかゝる不思議のあにまに付て論ず
【枠外右 二十九ケ条】