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則如此の色形を云也是を右太刀の喩へに付て明すに太刀のまてりやは
まてりやせくんだ也鉄は色形の体なればまてりやぴりいまとほるま
すゝたんしあるを合したる体なる故也而じて太刀の形は是ほるまあし
でんたる也去ば太刀の形は亡ぶれども鉄は亡びずして相残るをもて
まてりやせくんだはほるまあしでんたるに分離しても独立する者也
まてりやぴりいまは是に異也ほるますゝたんしあるを離れて独り立事
なし必しもほるまに依て立物也或は土水金石のほるまにより或は草
木禽獣のほるまに附き或は人倫のほるまを具する者也
今是を路として人倫のあにまは人の為にほるまなりといふ道理を
明すにあにまはまてりやぴりまに非ずまてりやせくんだにも非ざれば
只是ほるま也此理を猶砕て見るに諸の色形の体は外相のあしでん
てを除てはまてりやとほるまと又此二を合成したるこんぽじとの
外別に物有事なし去ばあにまはまてりやぴりまに非ざる道理をいふに
一には惣じてまてりやぴりまは曾て業ある事なし諸の業はほるま
より出る也火のまてりやは暖気を発せず水のまてり【や脱ヵ】も湿を施す
事能はず暖湿は火水二のほるまより出る業也他准之二にはまてりや
ぴりいまはほるまを受る下地のみ也大工の家を造るには材木を下地とし
【枠外右 二十九ケ条】