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謂れは一にはあにまは惣じてまてりやに勝れり劣れるまてりやさへすゝ
たんしやなれば勝れるあにまは猶以すゝたんしやたるべき事二にはまて
りやぴりまとあしでんてと和合じてすゝたんしやと成事叶はず
ほるまとまてりやと和合してすゝたんしやと成也然にあにまはあし
でんてにも非すほるまあしでんたるにも非ざれば只是すゝたんしやたる
べき事三には諸の色相ある体中にも生類の上にはそれ〳〵の業の
根元となる物有て又互に相剋の四大を和合させて其体を保つほるま
なくて叶はざる儀なればあしでんては此等の力なきが故にあにま即すゝ
たんしやなる事疑ひなし
又人はあにまの徳によて命を存ずるといふ謂れはあにまは是色体の為に
すゝたんしある命なればあにま色身に托す時色にあしでんたる
命を施す故也あしでんたる命とは成長養育し同類を生ずる業
等也草木にも花葉を栄へ実を結び生ずる業有事は彼がほるま
すゝたんしある則命根となりてあしでんたる命の用を施す故也
然れば草木のほるまの徳は是を限りとして此上に至る事なし
人は亦あにまの徳に依てせんちいどの業有といふ謂れは人間のあにまは
べぜたちいわの精根をゑみねんてる具する如くせんしちいわの精根
【枠外右 二十九ケ条】