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体に有事叶ず此故に禽獣の上には曾てなき者也爰を以人畜の
あにまの勝劣懸隔なる事を弁ふべし去ば禽獣のあにまも色形を離て
まてりやにあらずといへどもまてりやより出てまてりやに備はり
まてりやを離れて独り立事叶はざればこるぽらる類ひにして色と
ともに滅する也いんてれきちいはあにまの体は是に替りてまてりやより
出ざればまてりあるにあらず又こるぽにもあらずこるぽらるにもあら
ざれば是即 ds 種なくして作給ふすぴりつの体也故に色滅しても
滅する事なし又是御作のた端的に人のまてりやに和合させ給ふとは
いへとも其体を保つ事は人のまてりやに拘はる事なし智慧とおん
たあでの徳を発する事も亦復如此
§二いんてれきとの事
いんてれきとゝいふは人間のあにまに備はる智慧の徳也此智慧を以諸の
体有物体ある事叶ふ程の物体に似たる物をも人のあにまは知る物也体
あるものといふはそれ〳〵のかうざより出て独立する類ひ也四大諸天人畜
草木日月星辰金石珠玉等也体ある事叶ふ物とは未生ぜざる人畜
未生ぜざる草木等也此等は現在に其体なしといへども未来に生ず
べき物なれば体有事叶ふもの也又此現在の天地を除て今余になき
【枠外右 二十九ケ条】