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叶はざればはざればすぴりつの霊体を見出せるいんてれきとの力も又是すぴ
りつなるべき事分明也此理に限らずいんてれきとのすぴりつ
なる證拠数々也先人間は智慧の働き限りなくして思ふ所も巧む所も
際限なき事是其一ッの證拠也汝是を試みんと欲せば輙く心を静め
眼を閉て今現成の天地の外に新しき天地を思ひ巧みて見よ金
銀を以て山丘となし珠玉を以て禽獣とし銅鉄の草木を造作し
其外万物の性相を心内にて造立改易せんに一心に叶はずといふ事
あらん哉如此に巧み替へたる天地万物を又引かへて別の姿に幾度
巧みかふるといふとも智力に尽期有べからず去ば禽獣のせんちいどは
内なるも外なるも皆こるぽらる精根なればそれ〳〵の境界定りて
其境を越る事能わずそれ〳〵に定りたる境界の内をも又悉く知る
力はなし如何程賢き禽獣とても只其身を養ひ一類を相続する為に
肝要なる分際のみをしる者也然に人智の精力は現在の天地万物を
隔てなくじるをも限りとせず未来も曾て有まじき事までも
際限なく思ひ巧む事色相の及ぶ所に非ず色相の及ばざるは是すぴ
りつの徳儀なればいんてれきとの精力のすぴりつなる事明白也
又人は我こんせいとを他に顕さんが為に無量の辞を定め置万物にも
【枠外左側 初巻七十六】