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めもりやといんてれきとは名異にして性同ければ同性なるいんてれ
きともすぴりつなる事顕然たり爰に人有ていふべし此教へを聞
時人間にはこるぽらるとすぴりつある二様のめもりやありと見え
たりと答云く人間には二様のめもりやある也一にはめもりやせんしちいは
二にはめもりやいんてれきつある是也彼はばるちくらる色形のゑすぺし
ゑを納め此はうにべるさるなつうらとすぴりつあるゑすぺしゑを納むる也
彼は禽獣の上にも人間の上にも色身の方にある物也此はあんじよと
人間のあにまにのみある者也去程に人としてうにへるさるなつうらを
思ひ出す事と又世にすぐれたるめもりやを持たる人の古今にたえず
ある事も皆是めもりやいんてれきちいわの業也昔せねかと云ひし
人は物の名を二千つゞけて一返人にいわせて聞たるを次第を違へず即時に
いひ出したると也又ぺろしやの国王にしいろと申せしは数十万騎の
官軍の名をちく逐一に知て面々の名を喚給ひしとぞ此等の不思議の
めもりやは色相計の力に及ぶ事に非ず故に禽獣の上には古今曾て
例しなき儀也其理を如何にといふにせんちいどの織知よりもいん
てれきとのは智は精力尚広大なる如くめもりやせんしちいはよりもめも
りやいんてれきちいはゝ遥に勝るゝ故也又いんてれきとは老しても其
【枠外右側 二十九ケ条】