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計ひ給ふ御智慧広大に在ます御処を観見し其思惟に渡る事是
人間のあにまの寿命養育となる者也古の学者皆此道をもて ds の
御事を見知り奉る者也又古の善人じよぶに御主の御事を教へ玉はん
為に森羅万像の体を思案して心を用ひず即われを見知るべしとの
御教へ也さんとあんとうによに或学者問て云く何れの経をか学し読誦
し給ふぞと答て宣はく我経典は御作の物なりとだびつも又此上を
案じ給ふを以て御心を慰め給ひて宣はく Cæli enarrant gloriam Dei. Psal. 18.
諸天は御作者の御名誉を貴むと又 Qui fecit cælos in intelleƈtu. &c. Psal. 135.
御主の天慮を以て諸天を作り給ふが故に貴み奉れと宣ふ也又さるも
百四十六に空の雲を靉かせ雨を降し万山は獣の為に諸の草を生ぜ
させ給ひ鳥の子にさへ御養ひを与へ給ふによて貴み奉れと勧め給ふ者也
此等の御勧め一往二往ならず数篇に多くの御辞あり同九十一に如何に
御主出来させ給ふ物を以て我心を悦ばせ給は【へヵ】ば御手より出る御作の
物の上を思案するを以て心を慰むること申上け給ふ也如此心中の歓喜を
得る事別に非ず御作の物は我等を慰さめ悦ばせ給はん為に作り給ふと
思へば也是をもて万物に備る美しく艶かなる事は弥美麗を増じて
見る者也喩へば綾羅錦綉と云ふは惣別美しき物なれども衣裳と
【右枠外に 一ケ条】