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翻刻
第一初日には ds 天地を作り給ふと書れたり天とは諸天地とは地水
風火の四大也此等を作り給ふと有事兼て其下地あるに非ず元来
一物もなき所にあれと思召す御内証一ッをもて天地四大は頓に出現し
たると心得べし汝爰に心を留めて工夫するに於ては御作者の量
無き御力御自由自在の御徳儀を勘弁して愀果べき者也先天の
広大なるに付て天文の学士等が論説を見るに地大も広大なりと
いへ共天に比しては唯一点のごとしといへり然ば天にも重々有て上なる
天程其体尚大なる時は十天目のいんぴりよは如何程広大なるべきぞ更に
思惟校量も及びがたし是亦 ds の御台諸のあんじよべあとの
快楽を受給ふ浄刹なれば人智学力の至ざるも誠以理也故に暫く
是を閣き其下なる天の上をいふべしいんぴりよに続く天は九番目也
其名をぴりいむんもうぴれと云也是動揺の初といふ心也此天一旦
一夜の内に東より西に一廻する時其下に重なる八ッの天をも引つれて
廻也是に続くは八番目の天也是則諸の星の備はる天也此天の大さを
しらんと欲せば先星の上をきけ大小其数積りがたき諸星の中に
其体大地に百相倍なるもあり下界より第一小さく見ゆる星も皆
□【大ヵ】地よりは大なる者也故に若大地の程なる星あらば縦六番目の
【枠外左 初巻八十八】