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是也あひるちいをの道といふは御作の万像森羅の上に備わる微妙の
徳儀を見て此等の徳儀は逐一に御作者の尊体に在まし而も其勝劣
如何程といふ限りなしと御作の物の派れを汲で御作者の水上を
弁へ奉る事也又ねがちいをの道といふは ds の尊体と御善徳は人智の
をよぶ所に非ず人智の思惟観察は悉皆尊体に相違して凡慮不思
議の ds にて在ますと弁へ奉る所をねがちいをの道とはいふ也然ば先
あひるまちいをの道を以て尊体を窺ひ奉るに諸の御作の物にある三の
事を見よ是則体と精と態との三也此三互に相応するが故に
態を以ては精力をしり精力を以ては其体を弁ふる者也然ば此一巻に
記す万物は悉皆 ds 御作の物なれば万物を以ては無量の御智慧御力を
弁へ無量の御智慧御力を弁へては又尊体の無辺広大に在ます所をも
弁へ奉る者也然ども爰に一ッの心得あり万物を作り給ふを以て顕し給ふ
ds の御力を見てそればかりにて尊体を量り奉るにをひては其校量は
相違すべし其故は今此天地万像の外に猶千万の天地をも作らんと
思食さば程なく出現させ給ふべき量りなき御力を持給へば也去ば
万像森羅悉く相集まで衆力を合せ精根を尽すといふとも種
なくして螻蟻一ッをだも作り出す事叶ふべからざれば御作者と御
【枠外左 初巻九十一】