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翻刻
才を謹で尊み給ふ者也其を学びて今茲にてよどれとの経中より
勝れたる題目を抜出してあにまの王膳の料理に擬へ左に載する者也
隆然御主の御威光曜き玉はずんば叶まじきが故に其を志願し
奉りて只今書出すべき観念の題目を果すべき事専也
第二 ds は及び奉らぬ尊体にて在ませども御作の物を
便りとして少しなりとも見知奉るべき事
最上無辺に在ます御主 ds 御憐みの水上帝王の上の帝王量りなき
御智慧の源にて在ます我君天のあんじよせらひんの上に在ますと
申せども下は大地の底までも御照覧し給ひ人を造り給ふ御憐愍と
御大切の上より末世の我等に至るまで天眼を懸させられ言上申事
毎に御耳を傾け給へと謹で頼み奉る我あにまの為に御身を御大切に
思ひ奉る事ほど干要なる事なきがゆへに其心を欺く者也所以者何
我等を作り給ふ事は只其御心宛計なれば諸の楽しみ諸の徳の究めと
云ふも此御大切に籠り給ふと教へ玉へば也御身を見知り奉らずんば
御大切に燃立奉る事も叶ふべからず然るに大切の題目といふは或は美麗
清浄なる事或は徳深き物或は重恩を蒙る主君父母又はわれに
【右枠外に 二ケ条】