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万木等也五には命を持といへども達せざる類ひ海月石花などの類也
六には六根の上に其身を働く性を持もの禽獣虫魚等也七には六根と
動揺の性の上に智慧を以て是非を弁ふる人倫也是則下界の万物の
霊長也八にはすぴりつある体とて色形を離れたる体也是即安如と
いひて天に在ます無色の霊体也是あんじよの数々はいひ尽くす事叶は
ざれども粗其大概をいふにありとあらふる色形の類ひよりも其数
多しと分別せよ如此算数譬喩も及び難きあんじよは各其体同じ
からず徳も亦勝劣の差別ありとさんとますの教へに見えたり
爰を以て天上天下の万物に位の重々あるを見て必極まる所の位
有べきや否や際限なく上り行べきやと論ずるに際限なく上りゆく
べしと云はゞ是なつうらの道にそむけり必極らずして叶は
ざる也さて極まる所の位は是極位最上の体也是を名付て根本の真実
とも根本のかうざとも根本の動し手とも万物の根元ともいふ者也
是即 ds にて在ます也是又其体を他よりうけ玉はず根本の上に他と
いふ事なければ也故に是はゑてるのとて無始より以来自ら在ます
尊主なりと見立たる事是一の道理也
二には物の動くを以て見立たる道理也惣じて万の物の動揺する事は
【枠外左側に 初巻八】