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其体の内にか外にか動し手あるをもて動揺する者也有情の類ひの
動く事は内にある命根より動ぜらるゝ者也其証拠は命ほろびて後
動揺する事叶はざるを以て明白に見えたり亦非情の類ひの動く事は
外より他の力をうけて動く者也其例しは眼前に分明なれば証拠を
用ふるに及ばず然れば下界の物の動く事をば暫く閣て諸天日月星
宿の旋転する根本を窺ひ見るに此等はぴりいむんもうびれといふ十番
目の天の東より西に一日一夜の中に一廻するにつれられて廻る者也此天
即諸天日月星宿の東西にめぐる根元也然るに此十番目の天は自力に
動くや他力をうけて動くやと尋るに天は非情の体なれば他力をうけずんば
曽て動く事叶べからず爰を以て此天を動かす体別に有事明白也
されば其体も亦他より力を得るや自ら力ありや否やを尋るに先
他よりうけずして自ら体も力もありと云はゞ是即 ds 也其故は自ら
体と力を持給ふは ds より外になし若亦他よりうくると云はゞ其他は
何くより体をうけちからをも得るやと尋るに Non datur progressus in infinitum.
とて其根元必極まらずして叶はざる者也極まる所の其根元は即諸の
体の根元力の本源万善万徳万物の根本なる事歴然なりと
見たてたる事是今一ツの道理なりかほどあきらかなる道理を
【枠外右側に 三ケ条】