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分別する人は ds 在ます事にをひてひですは更に入ざる者也其に
よて此一ケ条は余の条目の地盤となる者也三ケ条にはつうりよといふ
学者のいひし如く御主 ds より人に御作者を拝趨致し度との
自の性を与へ給はば如何なる一文不通の凡夫なりとも其心なしと
いふ事有べからず真実の御作者を見知奉らざるが故に疑ひに堕ると
いへ共其を弁へ奉り度との念願は深き者也所詮をのづから其本源まし
ますべき事をば知るといへども誰そといへる真を知ざるが故に空き本尊を
搆はて私に拝む者也其よりして人作の魔法世にひろごりそれを真の
扶手と心得彼に対捍する者をば仏敵神敵と思ひて鉾楯に及ぶ
事あり人によて真の扶手かしこにありと聞けば父母妻子財産を
捨て其を求めんと千里をも遠しとせず古より今に至るまでぜんちよ
たる人々きりしたんの道にとり入といふも亦此道理によるがゆへ也
四ケ条には人として大難の災ひに逢時誰が勧めといふ事もなく思案
する隙もなしといへども為方なき時は天に向て眼をかけ天の照覧
私なくんば我を憐み玉へと頼み奉る者也是何人の教へけるぞや只をの
づからあにまのしる所也
爰を以て天地万像の御主御一体在ますと云事明也其則 ds にて
【枠外左に 初巻九】