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在ます也猶又人の危きにのぞんで天命を祈る謂れは万事事かなひ
給ふといふ事を弁ふれば也人の願ひを成就させ給ふ御主は争か万事
叶ひ玉はざらんや此御主は威有て猛く在まさず御慈悲無量広大に
して人に御力を添度思召事を顕し給ふ者也五ケ条には天地万物の
次第梯橙曽て乱るゝ事なく四季の転変日夜の隔て月の盈虧日の
めぐる事少しも法をこえず万像治まり行を以て御主御一体まし
ますといふ儀を分別せよつうりよのいへるごとく天地の間に備る程の物
何れも不足なくして達したり若是を悪しといふ者あらば愚癡の
盲人なるべし誠に御作の物一ツとして人間より非を入れ奉るべき物
なし万事を勝れて作り給へば見るに飽足らず言語に及ばぬ次第
なれば争か御作者なくして出きたりといはんや惣じて僅なる人作の
物さへ作手なくして出きたりといふ事叶はず況や御作なされしほどの
物は更に人作のをよばざる儀なれば御作者なしといふ事叶ふべからず
喩へば画図の濃かなるを見て筆者ある事を知り大船の湊に入を見ては
楫取ありとしり漏剋の時を違へぬを見ては其の治手ありとしるごとく
天地万像のたゞしく治まるを見ながら争か万機の政を計ひ給ふ御主
在まさぬといふ族あらんやつうりよ学者はぜんちよたりといへ共道理の
【枠外右側に 三ケ条】