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あにま色身の上をさして宣ふ也あにまの上をば暫く置先色身の上を
論ぜば無量無尽の不思議を見出すべし醫経に其論儀まち〳〵なりと
いへ共書尽さん事叶べからず喩へば帝王の四海を掌にし百官卿相に
宣旨をもて万機の政をなし給ふよりも ds 人身の中に其重々を定め
をき給ふ事は猶奇特也其治りの勝れたる事言語の及ぶ処に非ず
臓腑のからくみ一ツとして不思議ならずと云事なし骨肉を隠す為には
皮を以てつゝみ給ひ飲食を消せん為にはすとうまごとて脾胃の臓腑
あり其を血になして配るをひいがどとて全身に通用する十二の
血筋ありすぴりつぴたれすとて全体に精気を渡すは心の臓なり
是を配る筧の如くなるあるてりやといふ血の籠らざる気の道の筋
あり又身に熱さ寒さ等を覚る精をば頭の脳に作り籠給ひて其より
全身に配る道はねろおとて血の通ぜぬ丸き筋あり此内に物を覚ふる精を
通ずるぞ又動き働く精を惣体に配当する道はもれしいりよとて
動揺の為に精力を運ぶ筋あり此動揺則身の所存に任する者也さて
飲食を血気となして又其滓を受る為に大小の腸胃あり其かすも
さま〴〵なるによてそれ〳〵に当る腸一宛あり黄膽の袋等是
其一ツ也又頭の脳ときもとを涼しむる為にも道を定め給ふ也是則
【枠外左側に 初巻十三】