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我人なりや否やとは疑ふべくとも御作者在ますや否やとは曽て云れ
ざる儀なりと宣へり右の道理をもて御作者御一体在ます事疑ひ
なしといへども猶此上に心を留る事深き心中の甘味なれば諸の
御作の物を三ッに分て演説すべし一ッには諸天と四大の事二ッには
禽獣草木の事三ッには人間の事是也此等の儀を論ずるをもて御作
者御一体在ますと云儀を顕すべき覚悟のみには非ず御作の物の上を
論ずるをもて御作者に備り給ふ無量広大なる御善徳の内に分て
御ほんだあでと申て温良にまします御仁徳さぴゑんしやとて
無量無辺の御智慧おむにぽてんしやとて万事叶ひ給ふ御力此三の
御善徳を顕さんが為也いざいあす四十に此三の御善徳は ds 世界を提げ
持給ふ三の御指の如くなりといへり此三を一句に挑げ奉らばぽろび
でんしやと申奉る也是限りなき御はからひ等の儀也
然れば諸の御作の物の中に小さき螻虫の類ひまでも ds のぽろび
でんしや輝きたまはざるはなしといふ事を示し顕すべき也是此観念
より出る徳儀は尤深しと知るによて也だびつ宣はく Beati, qui scrutãtur testi-
monia eius. Ps. 118. 御辞を工夫する者は果報なりと御こと葉既に如此
御所作を工夫せん者はいかゞあらんや是亦がらさの御所作のみに非ず天上
【枠外右側に 三ケ条】