翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

翻草盲目 - 翻刻

翻草盲目 - ページ 10

ページ: 10

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【右丁】 ちと是からは大王にも。気点(きてん)をきかせ 給(たま)へと。蛮内(ばんない)に言ゝ結【詰の誤記ヵ】られ。閻王(ゑんおふ)も大きに こまり。是〳〵そのやふに。重(かさ)ねかけていわ れては。挨拶(あいさつ)にこまる得て中華(ちうくわ)と。日本は やゝともすると。腐儒(ふじゆ)の高論(かふろん)を言ふ ゆへに。朕(おれ)をこまらせる。是から又 朕(おれ)が返 答(たふ)をすると。ことが長くなり仕舞(しまい)かつか ぬ。閻魔(ゑんま)大王も。鼻(はな)の下の建立(こんりう)が勘甚。 【左丁】 理屈(りくつ)をはやめにして何も相談(そふだん)兎角(とかく)地獄(ちごく) の賑(にきや)やかゞ第一。御存の通り不景気(ふけいき)な。地 獄の有様。ちと銭もふけの有様に。先生 を御頼申との事。蛮内(はんない)も余(あま)りに言うも 如小児(おとなけなく)。そふ大王の打解(うちとけ)ての事ならは。最早(もはや) 即座をはさつばりと。三津川におん流し。 我等も極楽へ行て。蓮上(れんじやう)に畏(かしこま)り。数(かづ)の菩薩(ぼさつ) 付合も六ヵ鋪。精進物(せうじんもの)では酒も呑まれず。