翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

翻草盲目 - 翻刻

翻草盲目 - ページ 13

ページ: 13

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【右丁】 古法家にて見出し用るを。あれは古法の下し 薬也と間違を言ゝ。かな付の衆方規矩(しはふきく)で。 療治をする大 医(いゝ)も有り。いつれ当世は 文筆ひらけ。古法 行(おこなわ)れる世間なれは。めつた に人はしなず。又死ぬとても善光寺の印文(いんもん) を俗人は受。すこし読(よめる)る【語尾の重複】者は地獄へ来ると も。某がごとき者にて。大王の殿(でん)下には随(したがわ)ず。只 今のは余り小児の論(ろん)也。昔より地獄へは 【左丁】 愚智(ぐち)無智の。罪(ざい)人計来る故に。山川に生る 産(さん)物。一ツもわからす。たゝ国鬼(こくき)其俗名を 呼(よん)て。漢名(かんめい)倭(わ)名切能をしらす。我此国の 山水を見るに。世界万物に。替ることなし。少し 其品(そのみ)。かわるといへども。皆 物類(ふつるい)也。先此国の 大山(たいさん)。国鬼 剣山(つるきのやま)といふは。山中一面に。剣を並へ たるがことし。俗(そく)鬼剣也と言ふは。大きなる 誤(あやまり)【説・誤記ヵ】也。山に剣刀(けんとふ)の生ること。和(わ)漢の書に聞 ̄ス。