翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

翻草盲目 - 翻刻

翻草盲目 - ページ 19

ページ: 19

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【右丁】 それは余り迷惑(めいわく)な行(おこな)ひやふ。外に仕様(しやう)は有 まいかと尻込(しりこみ)も尤。蛮内は奴にさへすかれは。和唐(わとふ)内 此かたの当(あたり)と。是大王それは余りきたなきこゝろ 幾(いく)万人の善悪(ぜんあく)を糺(たゝ)す。地獄の親玉(おやたま)が不適では すまず。夫とも是悲(ぜひ)にいやならは。我等しかた なし。此上とも地獄 不繁昌(ふはんせう)もかまい申まい御 思召(おほしめし) 次第とひんと【注】すねられこれさ先生とふ いへはかふ言ふと足下(そつか)の教(おしへ)なれは我は少しも 【左丁】 いとわぬが。十王達(じうわうたち)はいがゝ【濁点の位置違い】の了簡(りうけん)と。閻王(ゑんわう)か言ゝ 出せは。固(もと)より糞(ふん)はあれとも。別のなき十王 獄卒(こくそつ)。大王の承知の上へからはと。大勢が 一同(いちとふ)に。何がさて〳〵との挨拶(あいさつ)。蛮内は矢口の 狐場(きつねは)を思ひ出し笑(おかし)し【語尾の重複】さをこらへ。そふ 皆々の心が。一決(いつけつ)するからは。今度の狂言も 当りませうと。つひ作者言葉をいゝ出す もおかし。扨 某(それかし)銭 万(もふけ)といふは。釼(つるき)の山は。 【注 ぴんと=取り澄まして愛想のない態度をとるさまを表す語。つんと。】