翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

翻草盲目 - 翻刻

翻草盲目 - ページ 23

ページ: 23

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【右丁】 余り安いから。盗物てはないかと。感(かん)を付る 仏も有り。地獄からは追々 荷物(にもつ)か来り。 近年にない下直たと。売る程に〳〵。地獄へ 銭かねを引上け獄卒(こくそつ)悪鬼(あつき)に至(いた)るまで 銭をもたぬ、はなく。段々 満宝(おごり)が来て。ちと 晒落(しやれ)かけて見たき。気はあれど。昔より釈迦(しやか) 牟尼仏(むにふつ)の禁(いましめ)にて。遊女(ゆふちよ)の類 決(けつ)してならず。 なぞ仕形(しかた)は有まいかと。よふ〳〵苑【葬とあるところ】頭(そうづ)川岸の。 【左丁】 水茶やの女房を頼(たのみ)。こわ〴〵言ゝ出せは。何かどふしや したとのうけ。《割書:コレサ》そふした事ではない。これが 出来(でき)まいかと。耳へ口を付ての頼(たのみ)。《割書:アイ》夫は仕方がご ざりませふ。そんならどふぞ早(はや)くとせつく ほど。てもせわしないがゑんとなり。闇(くらい)二階へ 交張(ませばり)の屏風(びうぶ)。足のうらへ付て。壱尺ほども 上(あか)るやふな。蒲団(ふとん)に。寒(さむさ)を凌(しの)くといへども。 何が女不自由な。地獄(ちこく)なれは仕方(しかた)なく。是て