翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

翻草盲目 - 翻刻

翻草盲目 - ページ 24

ページ: 24

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【右丁】 楽(たのし)みを極(きわ)め。日本にて楽みを極めし事を。 日本一ぢやと悦(よろこ)ひいふを。通言(つうごん)に日本だ〳〵と。 言ふことく。地獄(ぢこく)にても其通り。面白(おもしろき)事をは 地獄一ぢやといふを。通鬼(つうき)ども此茶やへ来り。 楽みに乗(ぜう)し。地獄だ〳〵といふを。いつとなく。 此事を。地獄とぞいゝなしけり。夫(それ)より段々 に奢(おご)りか来て。酒もおれころしは呑ぬ。 【酒の銘柄のマーク】(なゝつむめ)か【酒の銘柄のマーク】(けんびし)でなければ。いかぬとむせうに。 【左丁】 晒落(しやれ)。末はどふなる事とやら。一寸先は黒闇(くらやみ) 地獄。罪人をせめるてもねへ。呵責(かしやく)より夜食(やしよく) にしよふと。通りものをするもあり。地獄中が 大(だい)のふく〳〵。夫に引かへ極楽にては数万(すまん)の 菩薩(ほさつ)。安箔を買ひ込。わづか一 ̄ト月か二 ̄タ月 たゝぬうち。贋物(にせもの)の箔(はく)なれは。たん〳〵元の 銅(あかゝね)となり。赤錆(あかさひ)のぼさつ。幾万となく 出来けれは。これは奇妙な新しい時は金箔で