伊那市×みんなで翻刻

コレクション: 内藤家資料 (1) 2

藩翰譜(六) - 翻刻

藩翰譜(六) - ページ 27

ページ: 27

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【右丁】 《割書:妹むこ也信玄頼重をうしなつて|我妹の娘を妻とし四郎勝頼をうみし也》 諏訪の嫡流絶ぬれは 満隣か二男頼忠其先蹤をつき安芸守に任すこれ 因幡守頼水か父也けり武田ほろひ織田殿うたれ玉ひし 後大久保七郎右衛門忠世 信濃の国にむかひ諏訪に使 たてゝすへからくはやく御方に参るへき由をいはせけれは 頼忠最初に徳川殿にしたかふ酒井左衛門尉か至るに及ひて 忠次徳川殿の御下文給て信濃国の事知行す国人 等すみやかに忠次にしたかふへきよしを下知す頼忠大 に怒て戦はしめ 徳川殿の 御方にこそ参りたれ 忠次か被官たらん事おもひもよらすとて城中に楯 【左丁】 籠り七月十八日軍兵を発して松平又七郎家信か陣を をそふ同き廿六日みかた兵を伏置て頼忠か兵十余人を うつとるかくては国人こと〳〵くそむき参らすへしと 見えしかは忠世仰を承りかさねてもとの武田か侍折井 《割書:市左衛門|次昌》権田等を《割書:織|部》使としてたゝ始のことく徳川殿の 御家人たるへしと申けれは頼忠さらんにおゐてはいかて 仰をそむくへき謹て奉りぬとて郎等茅野丹波 清房沢市左衛門房重を御使に参らす徳川殿御 感浅からす茅野沢に物給ふ事数あつて 帰さる 明る天正十一年三月頼忠子息頼水を具して参り