翻刻
【右丁 白紙】
【左丁】
小堀
遠江守藤原政一は《割書:初名は新助|号は宗甫》近江国の住人小堀
勘解由左衛門某か孫 新助某か子なりその父
はしめ秀吉太閤の舎弟秀長に属してみかたの
戦に高名しその後つゐに秀吉の家人となされし
なり《割書:五千石を領|すといふ》関ヶ原の戦の時関東の御方として
所領の地加へ賜ふ《割書:一万石にて備中国|松山の城を守れり》政一はしめ豊臣家
につかへて其後徳川殿にめしつかはれ《割書:近江国にて領地|一万二千五石を給ふ》
元和九年伏見奉行職に補せられ職にある事二十
余年正保四年二月六日六十九歳にて卒しぬ