翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: 模範解答付きコレクション1

新竹斎 5巻 - 翻刻

新竹斎 5巻 - ページ 45

ページ: 45

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  一 がいきを西にみすてよ   一 ひの字(じ)にゐのよみあり   一 ての上のへの下の水の底(そこ)にすむべし 此三 事(じ)ありて別(べつ)なしひとつも合点(かげん)はゆかねど帰りてこそ 判(はん)ずべけれ。有がたしと再拝(さいはい)し下向しぬ。此後 種々(しゆ〳〵)に案して 信伏(しんふく)す。がいきを西にみすてよとあるは関のひがしにゆけ と也と是より東(あつま)に住所(すみところ)求(もとめ)たりけり。余(よ)のふたつの判字(はんじ) の心は。童蒙(どうもう)の慰(なぐさみ)のため熊(わざと)爰にあかさず心を付て解(とき)給へとなり    四 京 歌舞伎(かぶき)の見続(みつゝけ)旅途(りよと)の言伽(ものいひとぎ) 花を見捨る雁(かり)がねの夫(それ)は越路(こしぢ)我は又。お江戸(ゑど)の春にゆくべくは 都の名残今 暫(しばし)。いさ暇乞(いとまこひ)に芝居(しばゐ)見んと。主従(しゆじう)日 毎(こと)四条に 立さわく川 瀬(せ)の浪のよせ大こ。世(よ)になる鶴の一 声(こゑ)を幕に みするは。村(むら)山が松に太夫のきこえある竹中(たけなか)といふ若女。赫(かく)□(や) 姫の昔おもはれ。冬(ふゆ)ごもりせしなにはづのさくやと名のる 若衆(わかしゆ)方を。今は都の春に匂はせ肩(かた)で風きる嵐三(あらしさぶ)。すゞきを 鰭(ひれ)のある男と讃(ほむれ)は。宇治(宇治)右衛門は。茶つぼほどな眼(まなこ)自慢(じまん)。誰にか 見せん梅(むめ)の丞(ぜう)が。かゝ方の立まはり。踊の惣本寺(さうほんし)道念かねぶつ 話(くど□)願以此功徳(ぐわんいしくどく)けふの切狂言(きりきやうげん)。次の日は又 万代(ばんだい)の池の亀(かめ)や 蓬莱にあふ浦島(うらしま)が命(いのち)もあらば立帰り。小 歌(うた)きくべき佐よ の介。敵がたの元祖(ぐわんそ)団(だん)七が長かたなぬかりのない芸ぶり。おなし く見上る天井(てんじやう)が道戯(どうけ)あはう口をたゝきつゞけのおひ出しの 大こ。苔(こけ)に埋(うつみ)て動(うこき)なき。世は岩もとの上手(しやうず)のかたまり。今ぞさか 【参照資料:国会図書館デジタルコレクション>浮世草紙刊行会叢書>第1巻>新竹斎>巻之三-五 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/953502/178】