翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: 模範解答付きコレクション1

新竹斎 5巻 - 翻刻

新竹斎 5巻 - ページ 67

ページ: 67

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秋かせで御さある斎ふき出る物じや男此比から四十八枚がはなれて みふしがなやみまする斎かさけのしそんじたはほね痛(いたみ)になりよひ 男ぬまづと吉原(よしはら)の間が無用心(ふようしん)に御ざる斎はら心がわるひの男なに はのうら風にあてられました斎あしの痛(いたみ)もあらふ男 筆(ふで)不調法(ぶてうほう)で きのどくな斎手もまはりにくひしや迄(まて)男やゝもすれば猿(さる)にのみ をみせたやうにこざある斎いかにも時々気あがりする物じや男 継(つき)木が付かねまする。山 颪(おろし)がはげしひ斎めもみえにくふはもいたむ はづじや男此間は系図(けいづ)を考(かんがへ)て見まする斎 筋(すぢ)を引 釣(つる)の男 淵(ふち)の底(そこ)がこは物でこざある斎いかにも溜(たま)りにならずはよからふ と言下(ごんか)〳〵に答(こたへ)ければ。さしもの男いかさまにも是ほどの工夫(くふう) 物に。つまらぬ事はと手ぐすねしてきたれども。作(つく)り病の化(ばけ) ぞこなひ。頭(あたま)計(はかり)はふとく出(で)て。尾(を)もない体(てい)にて帰にけり    三 薬種(やくしゆ)の外(ほか)につかひこなす唐(から)もの よしあしにつけて人には一つのとりへ有けり。もとより筍斎(じゆんさい)三国 無双(ぶさう)医者(いしや)は下手(へた)なれども。とりなりの異相(いさう)と口の滑稽(こつけい)なる より。所(しよ)々の高貴(かうき)の御 屋敷(やしき)へなぶり物に召よせられ。片時(かたとき)の 暇(いとま)なく。あだ口たゝ〱大黒(こく)の槌(つち)。金銀(きん〴〵)米銭(べいせん)家にみち子共 も鼠(ねづみ)にあやかりて。月に十二疋ほどづゝうまれ。富貴(ふうき)はんじやう の身と成て。家人(けにん)あまたかゝゆる。侍(さふらひ)小者(こもの)仕丁(じちやう)四人小ごしやう 物 縫(ぬひ)中 居(ゐ)下 女(ぢよ)なんど。事たりて置(をき)ならべたり。筍斎おもふに 医師といふ者はかり初(そめ)一 言(ごん)いふことも詞(ことば)こびて。物しりらしう なくては人の思ひ入 奥(をく)ふかゝらず。されば召つかふ者どもをも 【参照資料:国会図書館デジタルコレクション>浮世草紙刊行会叢書>第1巻>新竹斎>巻之五-三 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/953502/195】