翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: 模範解答付きコレクション1

新竹斎 5巻 - 翻刻

新竹斎 5巻 - ページ 71

ページ: 71

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いふ物も始終(しじう)のくゝりあしければ此やうにはや〱しるゝ妄語(もうご)の 罪(つみ)おそろしやと笑わる。筍斎とりあへず。せはくも心得給ふ 物かな。四 教(きやうに)は中道を説(とき)。十 哲(てつ)に仲弓(ちうきう)あり四書に中 庸(よう)有 四つ御器(ごき)に中 椀(わん)あり。十ありとても豈(あに)中(ちう)日なからんやと 当話(とうわ)の才覚 理不尽(りふじん)にいひこなしけるにぞ。座中 我(が)をおりて 誠に俗(ぞく)にいへる人の口には戸がたてられぬと。おそら〱貴方 の門(かと)口ならんと入興ある一座に侍ひける。発心者(ほつしんじや)罷出。けい はくらしく笑(わらひ)て扨々 旦那(だんな)様の戸(と)の立(たて)られぬに。門(かど)くちの取合 又珍しうごさります。何と筍斎老 可笑(をかしう)は御ざなひかといふ。い かにも大 笑(わらひ)をいたすが。腮(あぎと)のかけがねかはづれふかと存。きつかひなと いふに。座(ざ)中又興ずる。其 鐉(かけかね)の序(ついで)に筍斎にとふ事あり 仮令(たとへ)ば居間(ゐま)広間(ひろま)なんどいふは。さし当(あたり)て聞(きこ)へたる事也。台(だい)所といふ 名はいかにしてつけ来(きたれ)る物ぞ。斎 聞(きゝ)てされば。高(たかき)も賤(いやしき)も夫(おつと)は外(ほか)を 勤(つとめ)。女は内を治(おさむ)る世の式(しき)なり。御台(みだい)所と云心にや。然(しから)ば又 都鄙(とひ)の 家ごとに大和窓(やまとまと)といふ有是も伊子簾(いよすだれ)讃岐円座(さぬきえんざ)などは。其国 より出る名(めい)物なるによりて其名をいふ。窓(まど)をやまとゝ云も是その 国より始(はじめ)てし出したる工(たくみ)にや。左(さ)にては侍らず。文字(もじ)を大和と御心 得ある故。此名の義理(ぎり)きこえぬに侍り。此 窓(まど)は是 家内(かない)に明(あか)りをとらん 為(ため)又は竃(かまど)の煙(けむふり)を出す道なる故。日本窓(やまとまど)と書侍り。ひのもとゝ 唱(となふれ)は煙(けふり)の縁語(ゑんご)もうすく篭(こも)り申といひ出をば。利口(りこう)をかんじて 承(うけたまはり)事かなと讃(ほめ)たつれば。例(れい)のしだり貌(がほ)に髪(ひげ)をなでゝ。まだ此やま と窓(まど)に。あまた。の 名(な)有。定(さだめ)て御存あるまひ語(かた)り申さん先