翻刻
【右丁】
○おとがひはづれてかゝらぬには 大坂天満穂積氏伝
楊梅皮、《割書:やまもゝ|の皮》を粉にしはなへ吹入て妙○、天南星、の粉を、しやうが、の汁にねり両のおとがひぬる一夜にかゝる
○きはむやまひ《割書:黄疸|の古名》並に黄胖病《割書:ふく病|坂の下》には 豊前小倉伝
、田にしを塩なしに煮て食ふべしかはらよもぎをせんじ、用○坂の下には鉄のこ《割書:酢に|入いる》十匁大黄九匁のりに丸め用
○舟又は馬並駕篭にゑふには 遠州掛川某伝
、いわうの付【附】木、一枚をしたにしきてのるべし妙○つよくゑふたるはへそのうへに灸すべし
○乳なき小児を育て養ふには 京都渡辺【邉】氏伝
、うる、と、餅、のかんざらし粉各一斤、水飴、一斤《割書:なき時は醴|の汁にてよし》右ねり乳汁の如くにして呑せて妙
○他国にて水土にあはざれば病となるを防ぎ兼て水毒にあたらぬ方 池田氏家秘
、田にし、を持て油にて炒ほし行先にてくらへば水土にあたらず田にしの水毒をけす事辱き神授古伝方也
【左丁】
○凶年をすくふわらもちの神方 肥後藩大塚氏秘伝
生わらを水に半日ひたしあくを出し砂をあらひほをきりねもとより細かにきざみ炒てうす
にてひき粉にしたるもの一升に米の粉又くつわらび又小むきの粉の類を二合入て水にてねる
もちの如くむしつきしほかみそかきな粉を付てくらふべし又ゆでゝつけば弥よし済世の名方也
○日用第一食物くひ合せの禁忌 古写本抜粋
なまごめ ̄ニ《割書:松茸》あは ̄ニ《割書:すもゝ|あんず》ごま ̄ニ《割書:たにし|そば》もろこし ̄ニ《割書:おは|ぐろ》やへなり ̄ニ《割書:こひ、かやのみ|わらびもち》こんにやく ̄ニ《割書:きうり| 》
もち ̄ニ《割書:なつめ|そば》さけ ̄ニ《割書:くるみ|じゆくしがき》せうちう ̄ニ《割書:やきみそ、あつゆ|ひや水》すし ̄ニ《割書:みつ、あづき|きじやうゆ》なます ̄ニ《割書:とうなす|かぼちや》
そはきり ̄ニ《割書:くるみ、もち、なつとう、すいくわ、たぬき、なつめ|ちさ、きじ、やまどり、たにし、うなぎ、やまもゝ》めんるゐ ̄ニ《割書:なつめ|すいくわ》からし ̄ニ《割書:うさぎ|くるみ》
《割書:、きくらげ[、]ふな|、なつとう》ちさ ̄ニ《割書:そば|こしやう》せり ̄ニ《割書:やまごばう》しそ ̄ニ《割書:こひ》ちよろぎ ̄ニ《割書:うを|の類》ほうれん草 ̄ニ《割書:ふしのこ|うなぎ》
ひゆ ̄ニ《割書:すつぽん|かめ》しやうが ̄ニ《割書:にんにく、うさき|せうちう、名酒はよろし》ひともじにんにく ̄ニ《割書:やまもゝ、みつ|なつめ、きじ》