翻刻!江戸の医療と養生

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(懐中備急)諸国古伝秘方 - 翻刻

(懐中備急)諸国古伝秘方 - ページ 5

ページ: 5

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【右丁】 あれど。或は巻帙おほく。或は漢辞にして。読がたく。 常人の用に不便なり。こゝに於て。可_レ起の病に死するも おほかりけむ。陸奥国人衣関順庵。深くこれを 嘆し。嘗て四方に蔵たる。古伝遺方を輯。自経験し 其萃を鋟し序を予に問。乃流覧一過するに。 これを懐にせば。都会といへど。僻陋といへど。不虞 の一助たるべし。其済生の意けだし不_レ浅。因て 辞するによしなく。序して言爾。丁丑の小春曽槃 【左丁】 諸国古伝秘方                   衣関順庵撰著  ○第一命長く年老るまで目耳丈夫なる神方  出雲国古伝方 御法度を堅く守り毎朝早く起て冷水にてひたひ目のわき目ふた耳のうしろをあらひ 口すゝぎ△生涯守護御神を祭り天気を飲て臍下におさむる事を忘す我家業を つをめ【注】て怠るべからす世の人々ひま多くあそひかちなれは幸ひ少く命も短し  ○一切のえやみ《割書:やくびやう|の古名》はやり病をまぬかるゝには 肥後国民間伝方 △第一に、玉はゞき、をくわい中すべし○せつぶんの夜に、菊の枝、ををりたきてかをりをかぎ あたるべし又、なすびの枝、もよし○正月元日の朝冷水にて、あさのみ、あづき、を十四つぶつゝ丸呑に すれば一切のやく病を免る妙○はやる時はらんのはを門口にかけ置くべし此方をしらすして 【注 つおむ(強む)の変化した語。】