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広益秘事大全 3巻. [2] - 翻刻

広益秘事大全 3巻. [2] - ページ 10

ページ: 10

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【右丁頭書】 事あるべし ○此運の人は兄弟はやく死別(しにわかれ)す べしもし死別せずば遠(とほ)く国(くに)を隔(へだて) たがひに力(ちから)になりがたしその上/中(なか) あしく常(つね)に他人(たにん)のごとくにうとみ あふ運なり慎(つゝし)みて和合(わがふ)すべし 【○の中に「胎」】《割書:たい|》 この運(うん)にあたる月のうまれは夫婦(ふうふ) 中よししかし中をへだてゝ居(を)る 【挿絵】 【左丁頭書】 ことあるべし家業(かげふ)ははんじやうし 人に重(おも)く用(もち)ひられ仕合(しあはせ)よししかし ながら若年(じやくねん)のうちはわざはひ 多し慎(つゝし)むべし ○此(この)運(うん)の人は兄弟/他所(たしよ)に遠さかり 隔(へだて)て住(すむ)べしたがひに助(たす)け合(あ)ひ力(ちから) とならば仕合よし随分(ずいぶん)神仏(かみほとけ)を 信心し慈悲(じひ)善根(ぜんごん)をなさばおも はぬ福(さいは)ひきたりよろこび事 おほかるべし 【○の中に「養」】《割書:やう|》 この運(うん)にあたる月の生れは夫婦(ふうふ) 同年(どうねん)の縁(えん)ならば長(なが)く繁栄(はんえい)すべし はじめは障(さはり)あれども後(のち)ほど仕合 よく何事も心にかなふ不信心(ふしん〴〵)な れば大にわろし ○此(この)運(うん)の人は人前(ひとまへ)をかざる心ある 【右丁本文】 後に石灰(いしばひ)を少しふりかけておくもよし  ○饑(うゑ)たる時/早(さつ)そくしのぐ法 一 食物(しよくもつ)なき時大に饑(うゑ)たる時は黄蠟(きらう)を少し 食すべしよく饑(うゑ)をしのぐべし山野(さんや)の猟(かり) 遠境(えんきやう)の旅行(りよかう)などにはかねて懐中(くわいちう)すべし  ○鏡(かゞみ)にかきたる画(ゑ)久しくおちざる法 一 雌黄(しわう)《割書:一匁|》 軽粉(はらや) 磠砂(ろうしゃ)《割書:各一分|》  右三味/末(まつ)となし水膠(みずにかは)にてとき絵(ゑ)をかき て乾(かわ)きたる後火にてよくやきさめて後 鏡(かゞみ)をとぐべしとぎ様は常(つね)のごとし  ○鏡(かゞみ)とぎ薬の方 一 白礬(はくばん)《割書:六匁|》水銀(すいぎん)《割書:一匁|》錫(すゞ)《割書:一匁|》鹿角灰(ろくかくはい)《割書:一匁|》 右の薬にて鏡(かゞみ)をとぐべし 【左丁本文】  ○正面(しやうめん)石摺(いしずり)の法 一 鉄(てつ)のせんくづ《割書:少|》   白芨(はくぎう)《割書:中|》  白礬(はくばん)《割書:大|》 右三味/醋(す)にてときおもふ事を書(かき)乾(かわ)きて 後上より墨をひくべし又方 一 白芨(はくきう) 細粉(さいふん) 白礬(はくばん)《割書:各等分|》 右三味/酸漿草(かたばみくさ)のもみ汁にてとき字を かき墨(すみ)をぬりよくほして後薬の粉(こ)を払(はら) ひおとすべし白字(はくじ)きはやかにあらはるゝなり かたばみは醋(す)にてもよし《割書:細粉はあとより入てよく|するべし》  ○十日廿日/饑(うゑ)ざる法 一 黄茋(わうぎ) 赤石脂(しやくせきじ) 竜骨(りうこつ)《割書:各三匁|》 防風(ばうふう)《割書:五分|》  烏頭(うづ)《割書:一匁|》 右/石臼(いしうす)にてつき蜜(みつ)にて団粉(だんご)ほとに丸(ぐわん)じて 【枠外丁数】廿六