翻刻!江戸の医療と養生

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広益秘事大全 3巻. [2] - 翻刻

広益秘事大全 3巻. [2] - ページ 11

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【右丁頭書】 ゆゑ兄弟の中も実義(じつぎ)うすし 他人(たにん)には愛(あい)せられ用(もち)ひらるゝ也 されどもとかく誠(まこと)すくなき性(しやう)な れば末(すゑ)とげかたしよく〳〵実意(じつい) をつくし人にまじはりてよし  ○二十八宿(にじふはつしゆく)吉凶(きつきよう)の事 二十八/宿(しゆく)を年月日時に配当(はいたう)して 吉凶(きつきよう)をことわることもふるき事 にて古人(こじん)の用ひたる証(しやう)あればこゝに 記(しる)して童蒙(どうもう)に示(しめ)す毎宿(まいしゆく)の注(ちう) 初(はじめ)は暦(こよみ)に配当(はいたう)する年月日中は 人事(にんじ)に当(あて)たる行事(かうじ)の吉凶/末(すゑ)は 本命(ほんめい)にかゝる人(ひと)一代(いちだい)の吉凶なり 【星二ッ結ぶ(すぼし)の図】角(かく) 金(きん)に属(ぞく)す 角(かく)の二星(にせい)は東方(とうばう)第一の宿星(しゆくせい)也 造化(ざうくわ)をつかさどる此星(このほし)光(ひかり)あきら 【左丁頭書】 かなれば天下(てんか)大/豊年(ほうねん)也 ○此(この)星(ほし)にあふ日は衣服(きもの)の着(き)ぞめ 元服(げんふく)袴着(はかまぎ)婚礼(こんれい)移徒(わたまし)柱立(はしらだて)井掘(ゐほり) 竃塗(かまぬり)神事(じんじ)仏事(ぶつじ)等(とう)何にもよし 但(たゞ)衣服(いふく)をたつにいむべし ○この星にあたりて生(うま)るゝ人は 若(わか)き時は妻子(さいし)につきて苦労(くらう)多 けれとも末にいたるほど諸事(しよし) 心のまゝになるなり 【星四ッ結ぶ(あみぼし)の図】亢(かう) 火に属す 亢の四星/明(あき)らかなれば四海(しかい)太平(たいへい) にして臣下(しんか)君(きみ)に忠(ちう)をつくし人民(じんみん) 病(やまひ)なし動(うご)けば病多く見えざれば 旱魃(ひでり)なり ○この星にあふ日は牛馬(ぎうば)を求(もと)め 婚礼(こんれい)種(たね)まきによし家造(やづくり)にはいむべし 【右丁本文】 【挿絵】 食(めし)をあくほど喰(くひ)たる後に一丸(いちぐわん)呑(のむ)べし十日 ばかりはうゑぬなり又/餅米(もちごめ)《割書:三合いりこがして|》 黄蠟(くわうらう)《割書:二両わかして|》合せねり丸めおきて食(しよく)す べしもし後に食事(しよくじ)せんとせば胡桃(くるみ)を二ッ くひて後に食すべし 【左丁本文】  ○鋸(のこぎり)の切口(きりくち)きれいにする法  一 鋸(のこぎり)の引目(ひきめ)をうるはしくするには先(まづ)鑿(のみ)にて ひと打うちて鋸(のこぎり)を入べし又/竹(たけ)などは紙(かみ)にて はりおきて乾(かわ)きたる後にきるべし切口甚 きれいなり  ○薄板(うすいた)に穴をあける法 一 錐(きり)のさきをぬらしてもめばわれぬなり  ○砥石(といし)の直しやう 一 剃刀砥(かみそりど)のゆがみたるを直(なほ)すには板(いた)の上に こまかなる砂(すな)をまきおきて砥石(といし)をするべし 至てよくおりるもの也/荒砥(あらと)などにては狭く して摺(すり)にくし此方尤/便利(べんり)なり  ○漆(うるし)にてものかく法 【枠外丁数】廿七