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広益秘事大全 3巻. [2] - 翻刻

広益秘事大全 3巻. [2] - ページ 12

ページ: 12

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【右丁頭書】 【挿絵】 ○此(この)星(ほし)にあたりて生るゝ人は 福禄(ふくろく)ともしく老(おい)にいたりて凶(きよう)あ れども奢(おごり)をはぶき身(み)をへりくだ れば後に栄(さか)ゆる也 【星四ッ結ぶ(ともぼし)の図】氐(てい) 土に属す 【左丁頭書】 氐の四星明らかなれば大臣(だいじん)后妃(こうひ) 節(せつ)をうしなはずもし見えず又は 動けば内(うち)乱(みだ)れ旱魃(ひでり)す ○此星にあたる日はよめ取/種(たね)まき 酒造(さかつくり)造作(ざうさく)はよし田畑(たはた)をかひ蔵(くら)を たて葬礼(さうれい)にはわろし ○このほしにあたる人は福禄(ふくろく)あつく 望(のぞ)み事かなひて末めでたし 【星四ッ結ぶ(そいぼし)の図】房 土に属す 房の四星/明(あきら)かなれば王者(わうしや)興(おこ)る 政事(まつりこと)あきらか也/驂星(さんせい)光(ひかり)つよく大 なれば慎(つゝし)みあり驂星(さんせい)とは左右の 星なり ○富貴宿(ふうきしゆく)といひて此(この)星(ほし)にあたる 日は神事(じんじ)仏事(ぶつじ)造作(ざうさく)棟上(むねあげ)移徒(わたまし)に よし嫁娶(よめどり)ものたち田畑(たはた)を求る 【右丁本文】 一 漆(うるし)にて字(じ)をかくにねばりてかきにくき もの也/樟脳(しやうのう)を少しいれてしんなしの筆を みなわりてかくべし自由(じゆう)にかける也  ○生蠟(きらう)にてものかく法 一 蠟(らう)をわかして物をかくに早(はや)くかたまりて 筆(ふで)動(うご)きかぬるもの也/塩(しほ)を少し入てかけば そのうれへなし  ○硝子(びいどろ)にものを彫(ほ)る法 一 硝子(びいどろ)にものほるによく切(きる)る刃物(はもの)はかへつて うけぬものなり生鉄(なまがね)の刀(かたな)をよくとぎて ほるべしうけよくして心のまゝに彫(ほら)るゝなり その上をよく切る刃物(はもの)にてさらへてよし  ○池田炭(いけだずみ)の引きりやう 【左丁本文】 一 池田炭(いけだずみ)をきるに皮(かは)はじけて不/手際(てぎは)に なるもの也/初(はじめ)に白汁(しろみづ)をかけてよくほして きればその難(なん)なし  ○土瓶(どひん)のひゞきもるをとむる法 一 土瓶の底(そこ)にひゞきめ出来て水もるには 粥(かゆ)をたくべし忽(たちま)ちとまる也又うどん粉(ご)を煮(に) るもよし白大豆(しろまめ)の汁(しる)にてぬりたるを焼(やき)ても とまる也/但(たゞ)し大にもるはとまりがたし  ○金焼付(きんやきつけ)滅金(めつき)のやきやう 一 下地(したぢ)の銅(あかゞね)をふくさ藁(わら)にてよく磨(みが)き梅(むめ) 酢(ず)をぬりて又わらにてみがき亜鉛(とたん)と水銀(すいぎん)とを 和(くわ)したるをぬり金箔(きんはく)をおきて焼(やく)べし又/水銀(すいぎん) に箔(はく)を和(くわ)して焼(やき)たるを七度(しちど)やきといふ金(きん) 【枠外丁数】廿八