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広益秘事大全 3巻. [2] - 翻刻

広益秘事大全 3巻. [2] - ページ 15

ページ: 15

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【右丁頭書】 牽牛(けんぎう)星ともいへり ○このほしにあたる人/福禄(ふくろく)は具(そな) はれども短命(たんめい)なりもし長命(ちやうめい)な らば貧(ひん)なるべしされども心を正直(しやうじき) にもち身(み)をへりくだり人とむつま じく交(まじは)り神仏(しんぶつ)を信心(しん〴〵)すれば 末(すゑ)よろしかるべし 【星四ッ結ぶ(うるきぼし)の図】女(ちよ) 水に属す 女宿四星明らかなれば天下/豊(ゆたか) にして女工(ぢよこう)さかんなり動けは婦女(ふぢよ) に殃(わさはひ)多く/難産(なんざん)のうれひあり ○七夕に祭(まつ)る織女(しよくぢよ)星これなり この星にあたる日/芸能(げいのう)を学(まな) び兵器(へいき)をつくるによし新(あたら)しき 衣服(いふく)を着(き)そめ又は葬礼(さうれい)を出 すにはわろしすべて人と争(あらそ)ふ 【左丁頭書】 ことを忌(いむ)べし ○此星にあたりて生るゝ人は 福禄(ふくろく)うすく人と争(あらそ)ひ禍(わざはひ)にかゝ ること多く眷属(けんぞく)につきて心労(しんらう) おほし慎むべし 【星二ッ結ぶ(とみてぼし)の図】虚(きよ) 金に属す 虚宿二星あきらかなれば天下 安(やす)しくらく動けば疫癘(えきれい)に死(し)する 者(もの)おほし ○富貴宿(ふうきしゆく)といふ此星にあたる日 衣服(いふく)をたち又/着(き)そめ学問(がくもん)を はじむる類よろし ○此星にあたりて生(うま)るゝ人は福 禄うすく人に先立(さきだち)て争(あらそ)ひを このみ殃(わざはひ)多し万事(ばんじ)よく〳〵慎 みてよし 【右丁本文】 【挿絵】 食(しよく)すべしいかほどもくへる也そば切にて腹(はら)の はりたるにも是(これ)をのむべし腹(はら)すみやかにへる  ○小児(せうに)の陰茎(いんきやう)はれたる時のまじなひ 小児(せうに)の陰茎(いんきやう)時としてはれる事あり俗に蚯蚓(みゝず) に小便(せうべん)しかけたりといふ此時/女子(によし)をして火吹(ひふき) 竹(だけ)にて吹(ふか)しむべし直(なほ)ること妙なり 【左丁本文】  ○あらひ粉の方 一 赤小豆(あづき)《割書:五合|》 一 滑石(くわつせき)《割書:二匁|》 一 白檀(びやくだん)《割書:一両|丁子もよし》 右/細末(さいまつ)にして用ゆべし但し滑石(くわつせき)を去て枸杞(くこ)の 葉(は)を加(くは)ふるもよし  ○歯磨(はみがき)の方 一 寒水石(かんすゐせき)の粉(こ)に竜脳(りうのう)を少しくはへて朝毎(あさごと)に 歯(は)をみがくへし  ○傘(からかさ)などに物をかく法 一 青松葉(あをまつば)一握(ひとにぎり)ばかり五分(ごぶ)ほどにきざみ一夜 水にひたし其水にて墨(すみ)をすりてかけばよく かけるなり又/鉄漿(かね)を墨にすりませてかく もよろし急(きふ)なる時は燈心(とうしん)にて能々(よく〳〵)傘(からかさ)を すりおきて書べし墨(すみ)よくうけるもの也 【枠外丁数】卅一