翻刻!江戸の医療と養生

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広益秘事大全 3巻. [2] - 翻刻

広益秘事大全 3巻. [2] - ページ 16

ページ: 16

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【右丁頭書】 【挿絵】 【星三ッ結ぶ(うみやめぼし)の図】危(き) 土に属す 危宿三星/火(ひ)守(まも)れば王者(わうしや)兵(へい)を 行(おこな)ふ金(かね)守(まも)れば飢饉(ききん)す水(みづ)守れば 下(しも)上(かみ)をはかることあり ○無性宿(むしやうしゆく)といふ家作(いへづくり)壁(かべ)ぬり竈(かま) ぬり船(ふね)ぶしん出行(しゆつかう)薬(くすり)を合(あは)し 【左丁頭書】 麻(あさ)を植(うゑ)財宝(ざいほう)を納(をさ)め酒(さけ)を造(つく)る によし衣(きぬ)をたち高き所を造(ざう) 作(さく)するにはいむべし ○この星にあたる人は望(のぞ)み事 遂(とげ)がたく吉事(きちじ)ありとも凶事に 変(へん)じ安(やす)しよく〳〵慎(つゝし)めは福(さいは)ひを 得べし 【星八ッ結ぶ(はついぼし)の図】室(しつ) 木に属す 室の八星明らかなれば国(くに)壮(さか)んなり 小にしてくらければ鬼神(きしん)祭(まつり)をうけ ず疫癘(えきれい)流行(りうかう)す ○不信宿(ふしんしゆく)といふ願(ぐわん)はじめ袴着(はかまぎ) 嫁娶(よめどり)造作(ざうさく)移徒(わたまし)井掘(ゐほり)竈塗(かまぬり)薬(くすり) をのみ仏事(ぶつじ)橋普請(はしぶしん)等によし ○此星にあたりて生るゝ人は若(わか) き内は悪し老(おい)ては望(のぞみ)事かなふ 【右丁本文】  ○金箔(きんはく)の上にものかく法 一 金銀(きん〴〵)箔(はく)のおきたるうへに物をかくは天鵞絨(びらうど)の きれにて拭(のご)ひ其後(そのゝち)かけば墨(すみ)をはぢかず又 熱(あつ)き灰(はひ)を紙につゝみ拭(のご)ひてかくもよし  ○墨(すみ)ぬきの方 一 紙(かみ)に墨(すみ)のつきたるをぬくは大根(だいこん)を薄(うす)く切 その上に墨(すみ)のつきたる所をのせ上より大根 の切口(きりくち)にてしと〳〵とたゝくべし板(いた)に付たるは 塩(しほ)をつけて指(ゆび)にてすればおつる也又大根の 香物(かうのもの)を二ッに切てこするもよし衣服(いふく)に付たる は杏仁(きやうにん)の皮(かは)を細末(さいまつ)にし挽茶(ひきちや)と等分(とうぶん)にして 墨のつきたる上にふりかけ湯(ゆ)にてしめしよく すり付て後/洗(あら)へば墨おつる也又/梅干(むめぼし)をすり 【左丁本文】 【挿絵】 つけあらふもよし又/棗(なつめ)を嚼(かみ)たゞらしすり 付/冷水(ひやみづ)にて【挿入】あらへば跡なくおつるなり  ○咽喉(のど)のかわきをとめる法 一 みそはぎの葉(は)を口へ入れば忽(たちま)ち止(とま)るなり 陰干(かげほし)にして常(つね)に懐中(くわいちう)すべし 【枠外丁数】卅二