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広益秘事大全 3巻. [2] - 翻刻

広益秘事大全 3巻. [2] - ページ 18

ページ: 18

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【右丁頭書】 〳〵身(み)をつゝしみ人をあはれ まば免(まぬ)かるべし 【星三ッ結ぶ(たたらぼし)の図】婁(ろう) 木に属す 婁の三星明かなれば国(くに)安(やす)し 直(ちよく)なれば殃(わざはひ)おほし ○因業宿(がういんしゆく)といふ造作(ざうさく)よめ取 衣服(いふく)をたち其余(そのよ)急(きふ)なる事に よし南へゆくはわろし ○此星にあたりて生るゝ人は わかき内は凶(きよう)なれども老ては歓楽(くわんらく) にして福禄(ふくろく)をたもつされども 放蕩(はうたう)なれば老てまづし 【星三ッ結ぶ(えきえぼし)の図】胃(ゐ) 金に属す 胃の三星明かなれば四時(しじ)和平(くわへい) なり天下/平(たひら)かにして民(たみ)安(やす)し 【左丁頭書】 くらければ五穀(ごこく)みのらず ○因業宿(いんかうしゆく)といふ造作(ざうさく)嫁(よめ)どり はかま着又は公(おほやけ)の事よし私(わたくし)の 事はわろし衣服(いふく)をたつに忌(いむ)べし ○此星にあたりて生るゝ人は わかき時は病身(びやうしん)にて諸事(しよじ)心の儘(まゝ) ならず老て後(のち)は何事もよろし 【星七ッ結ぶ(すばるぼし)の図】昴(ぼう) 水に属す 昴の七星/明(あきら)かなれば国人(くにたみ)安く 天下/平(たひら)かなりくらければ讒者(ざんしや) はびこりうれひ多し ○敬信宿(けいしんしゆく)といふ牛馬(ぎうば)をもとめ 袴着(はかまぎ)婚礼(こんれい)移徒(わたまし)社参(しやさん)仏参(ぶつさん) 井掘(ゐほり)竈(かま)ぬりよし衣をたち造(ざう) 作(さく)するにはわろし ○此星(このほし)にあたる人はわかき時は 【右丁本文】 古(ふる)きむしろをかけて日陰(ひかげ)におけば殊(こと)の外に むさくなる其時/古屋根(ふるやね)の苔(こけ)をとりてつくべし 能(よく)つきておひ〳〵茂(しげ)ること妙なり  ○蚫(あはび)がらに生(うま)れの如く物かく法 一 こき墨(すみ)にて蚫売(あはびがら)【壳】に物のかたちをかき乾(かわか)し て後/貝(かひ)の穴(あな)をふさぎ醋(す)をもりておくべし 久しくして後/墨(すみ)をぬぐひされば其あと うづたかくなり物のかたちあざやかなり  ○旅中(りよちう)病(やまひ)をうけぬ方 一 早天(さうてん)にたび立する時は生姜(しやうが)ひとつを口 にふくめば霧(きり)露(つゆ)湿気(しつけ)山嵐(さんらん)すべて不正(ふせい)の邪(じや) 気(き)におかされずして病をうけず又/暑気(しよき) の時分(じぶん)の旅(たび)には蒜(にゝく)の実(み)を臍(へそ)にあてゝ手拭(てぬぐひ) 【左丁本文】 の類(るい)にてしめおけば暑気(しよき)にあたらず  ○船(ふね)に酔(ゑは)ざる法 一 船(ふね)にゑふ人は乗(の)る時/塩(しほ)を臍(へそ)にあて紙(かみ)にて その上を張(はり)置べしかくのごとくすれば船に ゑふ事なし又方 白さゝげを酒(さけ)にひたし粉(こ)にして懐中(くわいちう)にし 【挿絵】 【枠外丁数】卅四