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【右丁頭書】
して強(つよ)し色を失へば国(くに)安(やす)からず
動(うご)きうつれば讒者(ざんしや)はびこる
○音楽(おんがく)宿といふ婚礼(こんれい)和合(わがふ)の事
にもちひてよし又/神仏(かみほとけ)を祈(いの)り
奉公(ほうこう)するによし蚕(かひこ)をかへば大に利(り)
を得/衣服(いふく)をたてば悦(よろこ)びにあふ其
外(ほか)大低(たいてい)万よし
【挿絵】
【左丁頭書】
○此星にあたりて生るゝ人は立身(りつしん)
の望(のぞみ)をとげ万事心のまゝなり又
貴人(きにん)は冠位(くわんゐ)を進(すゝ)みその禄(ろく)も増(ます)べし
【星二十二結ぶ(たすきぼし)の図】翼(よく) 木に属す
翼の二十二星明大なれば礼楽(れいがく)起(おこ)
り四夷(しい)来朝(らいてう)すうごけば蛮夷(ばんい)
そむく色(いろ)を失へば人民/憂(うれ)ひ有
○無家宿(むかしゆく)といふ衣類をたち農(のう)
業(げふ)種(たね)まきによし高(たか)き所に家(いへ)を立(たつ)
るはよろしからず
○此星(このほし)にあたりて生るゝ人は
多(おほ)くは貧(ひん)也もし貧(ひん)ならざれば短命(たんめい)
なり心ひろく人を憐(あはれ)む時は天(てん)より
さいはひを下(くだ)し命(いのち)長(なが)しよく〳〵
身(み)を慎(つゝし)むべし然らば老(おい)て後は
安楽(あんらく)なるべし
【右丁本文】
○同/和(やは)らかにする法
一 藁(わら)の灰汁(あく)にて煮(に)れば暫時(ざんじ)に和(やは)らぐ也/是(これ)
にて細工物(さいくもの)を思ふまゝにこしらへその上を木
賊(くさ)むくの葉(は)にてすり角粉(つのこ)にてみがくべし
○目鏡(めがね)の水晶(すゐしやう)と硝子(びいどろ)とを知(し)る法
一 水晶(すゐしやう)は舌(した)のさきにあてゝこゝろむるに甚(はなはだ)
ひやゝかにして透(すか)して見れども筋紋(すじもん)なし
硝子(びいどろ)は舌(した)にあてゝ冷(ひやゝ)かならずすかして見る
に水のたゞよふがごとき筋紋(すじもん)あり
○漆(うるし)の善悪(よしあし)を知(し)る法
一 水(みづ)のまじりたる漆(うるし)は紙燭(しそく)につけてともすに
もえず油のまじりたるは紙(かみ)につけてあぶれ
ば雑(まじ)りたる油(あぶら)こと〴〵くちる也
【左丁本文】
○長命酒(ちやうめいしゆ)の方
一 生酒(きざけ)一升 氷砂糖(こほりざたう)《割書:百目|》 梅干(むめほし)《割書:廿或は|三十》
梅(むめ)をよくあらひ塩(しほ)をおとし一所に壺(つぼ)に入
れ口をよく封(ふう)じ五十日或は百日/土中(どちう)に埋(うづ)め
置(おき)て後とり出すに梅(むめ)の香(か)よくまはりて
風味(ふうみ)よろし痰(たん)を治(ぢ)し気血(きけつ)をめぐらし
腎水(じんすゐ)をまし疝気(せんき)を癒(いや)す
○湯香煎(ゆがうせん)の方
一 飯(めし)のこげ《割書:おこして炭火の上にてよくあぶり裏表むら|なくあぶりたるを薬研(やげん)にておろして粉にす》
白胡麻(しろごま)《割書:ざつといり|粉にする》 山椒(さんせう)の粉
右/湯(ゆ)つぎに湯(ゆ)をつぎ合せて用ゆ又/白湯(さゆ)にも入る
○胎内(たいない)の子/男女(なんによ)を知る法
一 懐妊(くわいにん)したる婦人(ふじん)の南(みなみ)へ向てゆく時/後(うしろ)より
【枠外丁数】卅八