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コレクション: コレクション3

広益秘事大全 3巻. [2] - 翻刻

広益秘事大全 3巻. [2] - ページ 33

ページ: 33

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【右丁頭書】 はかり四方と天井(てんじやう)の紙(かみ)をつぐ べしさて天井の紙を畳(たゝみ)の上 に置 幅(はゞ)をきはめ四角(しかく)に釘(くぎ)をさし 細(ほそ)き苧縄(をなは)を四角(よすみ)の釘にかけて 引はり天井の紙のはしをのり にて苧縄につけさて四方のた れを付るたれの四隅(よすみ)は後につ ぎ合すべし尤(もつとも)すそ広(ひろ)くなる様に 角(すみ)の方に背を入べし ○折本(をりほん)の折やう 先(まづ)紙をつ ぎかたく巻(ま)き継(つぎ)たる粘(のり)を一夜ほ ど乾(かわか)し置て折幅(をりはゞ)三寸にすべし とおもふ時は折形(をりかた)を六寸にして 【挿絵】かくのごとくにし紙の 表(おもて)を下にして折かたの木(き)を当(あて) 折目(をりめ)を付るなり但(たゞし )初(はじめ)に紙(かみ)の下 の方を定木(ぢやうぎ)にてゆがみなきやうに 【左丁頭書】 裁(たち)そろへて継(つぐ)べし折目(をりめ)を付る 時下の方にて揃(そろ)へて折目(をりめ)をつく べし終(おはり)までかくのごとく折目(をりめ)を つけさて折目(をりめ)を口(くち)の方(かた)より右の 手にておさへひろき竹箆(たけへら)にて重(かさ) ねたる小口(こぐち)をたゝきそろへ後(うしろ)の 方を小口をおさへたる手をとり かへ左の手にて折目(をりめ)をつくべし かくのごとく折(をり)をはりて後(うしろ)の 方のをりめに重(かさ)ねながら刷毛(はけ) にて水を引てしめし前(まへ)のかた のをりめを板にあて手ごゝろを 和らかに持て紙(かみ)のゆすりあふ様(やう) に心持(こゝろもち)してたゝき付べし小口 そろひたる時 直(すぐ)なる板(いた)の上にの せ上より直なる板(いた)の類(るい)を置(おき) 押をかけ乾(かわか)しおくべし押(おし)をかく 【右丁本文】  ○どうさせぬ物に墨(すみ)のちらぬ法 一 絹布類(けんふるい)にものかく時は墨ちり又はにじむ物 なり生姜(しやうが)の汁(しる)また糯米(もちごめ)の粉(こ)を入て墨 をすりてかくべし墨ちらず  ○藁筆(わらふで)の製(こしら)へやう 一 新藁(しんわら)のはかまをとりしべをなかく揃(そろ)へ 常(つね)の香物(かうのもの)を漬(つけ)るが如く糠(ぬか)みその中へつけ おき半年(はんねん)ほどへて取出しそのまゝ水を 入てしばらく煮(に)て常(つね)の筆(ふで)のごとく 製(せい)すべし唐毛(たうけ)の筆にかはる事なし  ○青竹(あをだけ)を白(しろ)くする法 一 花生(はないけ)などに作(つく)る青竹を白くするには 荒海布(あらめ)と竹(たけ)と一ッに煎(に)るべし白くなる也 【左丁本文】  ○盆山(ぼんさん)庭石(にはいし)等(とう)の破(われ)たるを継(つぎ)補(おぎな)ふ法 一 漆(うるし)にうどん粉をまぜてつげば継(つが)るゝ物 なれど継目(つぎめ)見えてみぐるしきものなり 蛞蝓(なめくじり)のぬめりにて継(つげ)ば水に入てもはな るゝ事なし又/盆山類(ぼんさんるい)かけて後その欠(かけ) を失(うしな)ふ時は白笈(びやくきう)を細末(さいまつ)にし熱湯(ねつたう)にて ねり合せつぎ補(おぎな)ふべしかたくして後は 石となる也/色(いろ)は見合にて絵(え)の具(ぐ)を和(まぜ)て つくべし  ○磁器類(やきものるい)に穴(あな)を穿(あく)る法 一 磁器(やきもの)に穴(あな)をあくるには極暑(ごくしよ)の時/杉木(すぎのき)に て錐(きり)をこしらへ此/錐(きり)のさきに蛞蝓(なめくじり)をさし 炎天(えんてん)に干(ほせ)ば乾(かわ)きつくもの也此/錐(きり)にて穴を 【枠外丁数】四十九