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【右丁頭書】
【○の中に「長」】《割書:ちやう|》
この運(うん)にあたる月の産(うま)れの人は
長寿(ながいき)して夫婦(ふうふ)むつまじく家業(かげふ)
大に繁昌(はんじやう)しよろづよし子孫(しそん)も
無病(むびやう)にていのち長し東西(とうざい)にかけ
まはり家業(かげふ)に精(せい)を出していと
なむべし怠(おこた)らば貧(ひん)なるべし
○この運(うん)にあたれば兄弟(きやうだい)ともによし
其内/他所(たしよ)へ別々(べつ〳〵)になりてよろし
兄弟同しいとなみは宜(よろ)しからず
商買(しやうばい)をかへて世(よ)わたりすれば
かならず繁栄(はんえい)するなり但し
奢(おごり)をつゝしむべし
【○の中に「沐」】《割書:もく|》
この運(うん)にあたる月の生(うま)れは夫婦(ふうふ)
の縁(えん)はじめはかはるべし男女(なんによ)共に
二度めの縁(えん)にて定(さだ)まるべしさすれ
【左丁頭書】
【挿絵】
ば家業(かげふ)繁昌(はんじやう)して富(とみ)さかえ何事
も成就(じやうじゆ)し子孫もそくさいなり但(たゞ)し
兄弟(きやうだい)むつましからぬ事あるべし
○此運(このうん)武家(ぶけ)ならば兄弟いよ〳〵
むつまじからず互(たがひ)に威(ゐ)をあらそふ
心/絶(たえ)ずよく〳〵慎(つゝし)みてよし此運(このうん)
【右丁本文】
一 菊花(きくくわ)《割書:秋|》 沈(ぢん)香《割書:二両|》 丁(てう)香《割書:一両|》 甲(かい)香《割書:三分|》
薫陸(くんろく)《割書:三朱|》 甘松(かんしよう)《割書:三朱|》 射香(じやかう)《割書:|二分》
一 侍従(じじう)《割書:冬|》 沈香《割書:四両|》 丁香《割書:二両|》 鬱金(うこん)【欝は俗字】《割書:二分一|朱》
甘松《割書:一分一朱|》
一 黒方(くろはう) 沈香《割書:五両|》 丁香《割書:二分|》 白柤(びやくだん)《割書:一両|》
甲香《割書:一両|》 薫陸(くんろく)《割書:一両|》 射香《割書:|二分》
右各/粗末(あらこ)にして蜜(みつ)にてねるべし当分(たうぶん)は
蜜(みつ)の気(き)ありて香(か)よろしからず蜜香(みつかう)をとる
事口伝なり
一 懸香(かけかう)の方/梅花(ばいくわ)《割書:名|》
梅花《割書:三匁|》丁子(てうじ)《割書:三匁|》 甘松《割書:二匁|》 竜脳(りうのう)《割書:五分|》
射香《割書:七分|》白柤《割書:七分|》
一 花橘(はなたちばな)《割書:名|》 丁子《割書:四匁|》 射香《割書:|一匁》 竜脳《割書:六分|》
【左丁本文】
蜜をそゝぎて袋に入べし
一 蘭(らん)《割書:名|》 丁子《割書:三匁|》 藿香《割書:一匁|》 白柤《割書:一匁|》
甘松《割書:一匁五分|》 竜脳《割書:五分|》 射香《割書:|五分》
一 忍草(しのぶぐさ)《割書:名|》 射香 竜脳 梅花《割書:各二匁|》
丁子 茴香(ういきょう)《割書:各一匁|》
一 勅方(ちよくはう)《割書:名|》 射香 竜脳 片脳(へんのう)《割書:各五分|》 丁子
白柤 藿香《割書:各一匁五分|》 甘松《割書:二匁|》 青木香(しやうもくかう)《割書:六分|》
右紙につゝみて袋に入るべし
一 鬢洗香水(びんせんかうすい)【「鬂」は俗字】《割書:髪のあらひ水也蜜丸にしおきてぬる湯に|ときて用ゆ》
丁子《割書:三両|》 射香《割書:少|》 甘松《割書:二両|》 白柤《割書:少|》
皁莢(さうけう)《割書:八両|》 枸杞(くこ)《割書:一両|》
一 鬚洗香水(しゆせんかうすい)《割書:月代鬚などそる時湯にときて用ゆふ|ふのりにて平たくかためおくなり》
丁子《割書:一匁|》 皁莢《割書:二匁|》 射香 竜脳《割書:各二分|》
【枠外丁数】廿二