翻刻
【右丁】
をみするこれは。そも〳〵なんきやう。くきやう
の。かたちをみせて。もんとどもに。かんるいを。な
かさせんとの。はかりことゝみえたり。そのおくのまは。
たいめんの間(ま)と申て。さんた丸やといふ。女房。伝
宇須をうみいたして。二才はかりの子を。いだき
たる。すがたをみする。そのしさいは。伝宇須と
申 仏(ほとけ)。天地(てんち)のぬしたりと。いふばかりにして。
しゆじやううたかひを。なすべし。ぶつほう。せほ
うのことはりをも。きゝしるまじきとおほ
しめして。さんた丸やの。たいないに。やとらせ
【左丁】
たまひて。せかいにむまれいでたまふ所(ところ)を
みせて。たいめんの間(ま)といふ。そのおくの間は。さんげ
の間(ま)と申て。このあいたの。とがあくじともを
伴天連。印留慢(いるまん)。しうていのものどもまて。くるま
ざに。なをりて。そのまんなかにて。さんけをし
わびことをして。したゝかにはぢしめられて。
くだんのべんていしやをもつて。伴天連(はてれん)が。てつ
からうつて。ちをいたしふくさものをもつて
ぬぐい。そのうてを。あらはすして。ほとけををが
むを、大行(だいぎやう)といふ。かやうの行を。つとむれはあさ