翻刻
【右丁】
給ふほとに。うやまいたてまつるてい。その次に。
をのれが。りやうがんを。よこになつる。なにをみても
物にうつりこゝろあるましきとの。しかたその
つぎに。くちををしへて。歯たゝきをするとみゆる。
くちにて。偽(いつはり)りもうごあるまじきと。ばかりの
しかたとおもへり又ゆふべには。べんていしやと申て
はいうちのやうなるものに。あかゞねのはりをうへて。
つくりためたる。あくをくちの中(うち)にて。さんげして
せなかを。われとぜんす丸〳〵と。となへて。ちを
たらすことあり。まもりには。ごんたつと申て
【左丁】
伝宇須の。おもかげをうつしたるものを。ほそ
かねにて。はりくゝませて。をゝつけてかうべ
にかける。じゆずには。はりつけはしらを。をど
めにして。むかいの方へ。つまくりて。ぜんす丸
〳〵と。となふるはかりなり。またくるすと
いふものを。かんやうともてあつかう。べちに
ちやつより。ふかきことは。なきとみへたり。
さて又 寺(てら)の。もやうをつたへうけたまはるに。
ひみつの間(ま)とて。伝宇須の。かたちを。ものす
さましけにつくり。はりつけに。かゝりたるところ